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市況  3月29日

投資被害について


NY株式:ダウは42ドル安
NYダウ 終値:20659.32 前日比:-42.18
    始値:20675.75 高値:20684.73 安値:20625.03
29日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は42.18ドル安の20659.32、ナスダックは22.41ポイント高の5897.55で取引を終了した。
主要経済指標の発表がない中、昨日の上昇を受けた利益確定の動きから売りが先行。ハイテク株が選好されたほか、原油相場の上昇が好感されたものの、トランプ政権による政策実行への不透明感が上値を抑える展開となった。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円04銭で引けた。
この日発表された米2月中古住宅販売成約指数は市場予想を上回る大幅な伸びを記録したことや、ローゼングレン・ボストン連銀総裁が年4回の利上げを支持する見解を示したため、ドル買いは縮小しなかった。

ニューヨーク原油先物5月限は大幅続伸、5月限終値は49.51ドル、プラス1.14ドル。
米週次統計で、石油在庫の伸びが前週から鈍化、ガソリン在庫も予想以上に減少したため買いに一段と拍車がかかった。

ジョン・ハンコックで石油・天然ガス関連のポートフォリオを運用するアダム・ワイズ氏は電話インタビューで、「原油と石油製品を含む総在庫が減り、それが支援材料になった。製油所の稼働水準が高まっていることから、原油在庫の減少が近く確認できそうだ」と話した。

チャートでは、200日移動平均線を上抜けている。石油輸出国機構の加盟国、非加盟国よる協調減産などが下支えとなっていたが、米原油増産の動きが重し。25日移動平均線や100日移動平均線が位置する50.3ドル水準が上値抵抗ラインとなろう。

ニューヨーク金先物は小幅続落、4月限終値は1253.70ドル、マイナス1.90ドル。
ドル指数が今週初めて100台に乗せるなど、為替市場ではドルが主要通貨に対して強含む展開となった。金はやや割高感が意識されて売られた。

日足チャートでは、25日移動平均線を上回っている。トランプ政権の支持率低下や、政策実行能力に対する不透明感が下支えとなり、200日移動平均線突破を意識した格好に。