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市況  6月8日

投資被害について


NY株式:ダウは8ドル高
NYダウ 終値:21182.53 前日比:+8.84
   始値:21169.76 高値:21265.69 安値:21138.16

8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は8.84ドル高の21182.53、ナスダックは24.38ポイント高の6321.76で取引を終了した。

FBI前長官の議会証言、英国総選挙を控えて朝方は小動き。注目の議会証言で、コミーFBI前長官はロシアによる大統領選への介入を明らかにしたものの、ロシア高官との接触が疑われたフリン前大統領補佐官の捜査を巡るトランプ大統領の司法妨害については言及を避けた。
終了後は、政権運営に対する先行き懸念が後退し上昇。しかし、英国選挙結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて上げ幅を縮小した。
ナスダック総合指数が最高値を更新。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円06銭で引けた。
米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数が労働市場の堅調さを示唆したほか、コミー前FBI長官の上院情報特別委員会公開証言の終了で警戒感が後退し、リスク回避のドル売り・円買いは一時後退した。しかしながら英総選挙の出口調査の結果で与党・保守党の過半数割れが伝えられたことから、ドルは一時109円86銭まで反落した。

ニューヨーク原油先物7月限は小幅安、7月限終値は45.64ドル、マイナス0.08ドル。
ニューヨーク原油在庫の増加や原油需要増大の思惑はやや後退していることが意識された。供給超過状態の段階的な解消への期待は失われていないものの、シェール生産量の増加に対する警戒感は残されており、原油先物の上値は重いままとなっている。
米国株の上昇は材料視されなかったようだ。

ニューヨーク金先物8月限は続落、8月限終値は1279.50ドル、マイナス13.70ドル。
欧州中央銀行は、利下げの可能性を排除する姿勢を示したが、ドラギ総裁は金融緩和策の正常化に慎重な見方を示したことでユーロが対ドルで下落。ドルが相対的に強含んだことや、米国株が堅調推移となったことで金は売り優勢となった。日足チャートでは、1300ドルの大台手前で失速。4月と同様の展開となっている。