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市況  7月5日

投資被害について


NY株式:ダウ1ドル安
5日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は1.10ドル安の21478.17、ナスダックは40.80ポイント高の6150.86で取引を終了した。
原油相場の下落や、軟調な製造業受注指数を嫌気し下落して始まったものの、FOMC議事録の発表を午後に控えて下げ幅を縮小する展開となった。一方で、ハイテクセクターに買い戻しの動きが広がり、ナスダック総合指数は上げ幅を拡大した。
FOMC議事録では、関係者の間でバランスシート縮小の開始時期について意見が別れたことが示されたが、具体的なスケジュールについては明示されなかったことから、発表後の相場への影響は限定的となった。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円24銭で引けた。
米国の5月製造業受注が予想を下回ったことや、米連邦準備制度理事会が公表した6月連邦公開市場委員会の議事録でバランスシート縮小の時期は決まっていないことが判明したため、米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。さらに、北朝鮮問題の深刻化を受けたリスク回避の円買いも上値を抑制した。

ニューヨーク原油先物8月限は反落、8月限終値は45.13ドル、マイナス1.94ドル。
ロシアは石油輸出国機構主導の減産について、削減幅の拡大には反対する方針との見方が伝わったことが要因。米国のシェールオイル探査会社の石油リグの稼働数がさらに減少するとの見方はあるものの、OPEC非加盟国などの産油国がさらなる減産に応じない場合、減産順守率のさらなる上昇は期待できないとみられている。需給改善を見込んだ短期筋などのポジション調整的な買いは一巡した。

ニューヨーク金先物8月限は4日ぶりに反発、8月限終値は1221.70ドル、プラス2.50ドル。
北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表したことから、北朝鮮リスクが再燃。有事の金買いが意識されて下げ止まる格好となった。ただ、小幅な反発に留まっており、警戒感はさほど高まっていない様子。日足チャートでは、100日移動平均線や200日移動平均線が位置する1250ドル水準を下放れている。