投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

市況  8月22日

投資被害について


NY株式:ダウ29ドル高
21日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は29.24ドル高の21703.75、ナスダックは3.40ポイント安の6213.13で取引を終了した。
主要経済指標の発表に乏しい中、トランプ政権の先行き不透明感が高まっているほか、米韓の合同軍事演習が開始されたことで北朝鮮情勢を巡る地政学リスクが懸念され、寄付き後から下落した。その後は、週末に開催される金融・経済シンポジウムの講演内容を見極めたいとの思惑から買い戻しも広がり、小動きとなった。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円97銭で引けた。
米国の7月シカゴ連銀全米活動指数は予想外のマイナスに落ち込んだため米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、ムニューシン米財務長官が現職に留まる意向を再確認し、税制改革実施を公約した。
また、マッコーネル共和党上院院内総務は米国の債務上限引き上げで自信を表明したため、政府機関閉鎖の懸念が後退しドル売りは一段落した。

ニューヨーク原油先物9月限は反落、9月限終値は47.37ドル、マイナス1.14ドル。
短期筋などの利食い売りに押される展開となった。この日発表された7月シカゴ連銀全米活動指数は-0.01に悪化し、市場予想の0.10を下回ったことや、地政学的リスクの存続が嫌気されたようだ。米国内の原油生産がただちに減少するとの見方は増えていないことから、需給関係の大幅な改善は当面期待できないとの声が聞かれた。

ニューヨーク金先物12月限は反発、12月限終値は1296.70ドル、プラス5.10ドル。
主要経済指標の発表に乏しいなか、トランプ政権の先行き不透明感が高まっているほか、米韓の合同軍事演習が開始されたことから北朝鮮情勢を巡る地政学リスクが懸念されて、米国株は方向感に乏しい展開に。リスク回避の流れがやや先行したことから金は堅調推移となった。日足チャートでは、1300ドル手前でのもみ合いとなっている。