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市況  11月30日

投資被害について


ニューヨークダウは103ドル高
29日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は103.97ドル高の23940.68、ナスダックは87.97ポイント安の6824.39で取引を終了した。
昨日に米上院の予算員会で税制改革案が可決されたことで税制改革実現への期待が強まり、買いが先行。7-9月期GDP改定値が市場予想を上振れ、米長期金利の上昇が好感された一方で、ハイテク株を中心に売りが広がったほか、明日のOPEC会合を控えて原油価格の下落も重しとなり、小動きとなった。ダウは最高値を更新した。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円93銭で引けた。
7-9月期米国内総生産の改定値は予想以上に上方修正されたこと、米国の税制改革実現への期待で米債利回りが上昇したことから、ドル買いが活発となった。米連邦準備制度理事会が発表した米地区連銀経済報告で全米地区の経済が引き続き順調に拡大していることが明らかになったこともドル買い材料となった。

ニューヨーク商業取引所のWTI先物1月限はマイナス0.69ドルの57.30ドルで取引を終えた。
石油輸出国機構の全加盟国とロシアは減産期限の延長で基本的に合意しているが、ロシアは9カ月の延長には応じない可能性があるとみられている。また、米国のシェールオイル生産増加の懸念は消えていないことから、原油先物の上値は重くなった。米長期金利の上昇やガソリン在庫が予想以上に増加したことも嫌気されたようだ。

ニューヨーク商品取引所の金先物2月限はマイナス13.00ドルの1286.20ドルで取引終了。
この日発表された7-9月期米国内総生産改定値は市場予想を上回る前期比年率+3.3%に上方修正されたことや、米長期金利の上昇が嫌気されたようだ。北朝鮮によるミサイル試射を意識した安全逃避的な金買いは縮小。なお、米税制改革法案に関する報道では、トランプ大統領は法人税率を22%に変更する案を支持していないことが伝えられている。