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7月30日

投資被害について


29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円06銭で、ユーロ・ドルは、1.1175ドルで引けた。月末でロンドンフィキシングでのドル売り、欧米金利差の拡大観測が後退しユーロの買戻しが加速。ユーロ・円は、114円96銭から113円88銭へ下落した。

ニューヨーク原油は7日ぶりに反発、9月限終値は41.60ドル、プラス0.46ドル。米4-6月期GDP速報値が想定外の低い伸びに留まったことからドルが主要通貨に対して弱含む格好となった。
シティ・フューチャーズ・パースペクティブのエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は、「ドルの軟調は少なくとも米国の原油市場では若干の下支えになっている」と指摘。「潤沢な供給が原油価格に下押し圧力を加えている一方、ドルの軟調は商品全般を支える傾向にある」と説明した。
日足チャートでは、サポートラインと思われていた100日移動平均線を明確に下抜けている。目先、200日移動平均線が位置する40ドル台までの調整を意識した展開に。

ニューヨーク金は4日続伸、12月限終値は1357.50ドル、プラス16.30ドル。4-6月期の米GDP速報値が市場予想を下回ったことで、米景気への懸念が台頭し早期利上げ観測がより後退した。為替市場で、ドルが主要通貨に対して弱い動きとなったことなども加わり、金は上げ幅を拡大した。しかし、26日時点の投機筋の建玉は3週連続で縮小している。
ロング・リーフ・トレーディング・グループのチーフマーケットストラテジスト、ティム・エバンス氏は電話取材で、「利上げの確率は低下した。それが今のドルと金に反映されている」と指摘。「けさ発表されたGDPのような数字が一貫して出てくれば、利上げは起こらないとの想定が成り立つ。金はそれを好感した反応になるだろう」と述べた。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1384.40ドルをピークに調整局面入りを迎えていたが、足元反発基調が強まっている。高値更新を意識した格好に。