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ニューヨーク市況 10月25日

投資被害について


NY株式:ダウは53ドル安
NYダウ 終値 :18169.27 前日比:-53.76
    始値 :18206.52 高値 :18241.69 安値 :18151.70

25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は53.76ドル安の18169.27、ナスダックは26.43ポイント安の5283.40で取引を終了した。
朝方発表された企業決算の内容がまちまちとなり、主要企業の業績動向を見極めたいとの思惑から売りが先行。

インスティネットのエグゼクティブディレクター、フランク・カッペレリ氏は「決算シーズンの真っただ中にあることを考慮すれば、毎日のように鋭い反応があるだろう。それを除けば、相場展開は過去2カ月と比べて大差はない」と述べた。

マーケット終了後に携帯端末のアップルが発表した決算は、一株利益やiPhone販売台数は予想を上回ったものの、売上高は僅かに下振れた。10-12月期に強気の見通しを示したことが好感されているものの、時間外取引では小動きとなっている。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円23銭で、ユーロ・ドルは、1.0889ドルで引けた。欧州中央銀行のドラギ総裁は講演で、金融緩和策の維持を公約したためユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、113円40銭へ反落。

ニューヨーク原油は続落、12月限終値は49.96ドル、マイナス0.56ドル。
ロシアの対石油輸出国機構代表のボロンコフ氏が「(減産に関して)我々の選択支ではない」と発言したもよう。前日には、OPEC加盟国で第2位の産油国であるイラクが減産に慎重な姿勢を示していただけに、非OPEC加盟国最大の産油国であるロシアの消極的な動きが売り材料となった。時間外取引では、49.27ドルまで下落している。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「生産合意をめぐる無意味な発言が聞かれる。この日下げたのはロシアのコメントが原因だ。前日にはイラクが減産に参加しない方針を明確に表明していた」と語った。

日足チャートでは、50ドル前後で推移している。1年3ヶ月ぶりに高値を更新したが、買い意欲の強い地合いとは言えず。50ドルでのもみ合いが継続しており、50日移動平均線までの調整も視野に。

ニューヨーク金は反発、12月限終値は1273.60ドル、プラス9.90ドル。10月の米消費者信頼感指数が98.6と前月から低下したことを受けて、株売り、金買いの流れがやや強まった。また、一部では、インドの祭日に絡んだ現物需要の増加も材料視されている様子。

テクニカル面では、200日移動平均線でのもみ合いが続いている。50日移動平均線が100日移動平均線を完全に下抜けていることから、調整局面入りが意識されている様子。ただ、7日の安値1243.20ドルを起点に下値を切り上げる動きも見られる。