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市況  10月12日

投資被害について


NY株式:ダウは42ドル高
NYダウ 終値 :22872.89 前日比:+42.21

11日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は42.21ドル高の22872.89、ナスダックは16.30ポイント高の6603.55で取引を終了した。
朝方は複数の主要企業が市場予想を上回る好決算を発表したものの、FOMC議事録の内容を見極めたいとの思惑から、小動き。FOMC議事録では、数人の当局者が足元の低調なインフレ基調に懸念を示したが、大半が年内の利上げについて支持する見方を示した。発表後の相場はもみ合う展開となったが、原油相場の上昇が重なり、上げ幅をやや拡大した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円49銭で引けた。
米国の8月JOLT求人件数が予想を下回ったためドル売りが優勢となったのち、米連邦準備制度理事会が公表するタカ派的な9月連邦公開市場委員会議事録を織り込むドル買いが再燃。しかし、議事録で当局者が年内の追加利上げが正当化されるとしたものの、同時に低インフレへの懸念を強め、予想ほどタカ派色を強めなかったためドルは伸び悩んだ。

11日のニューヨーク原油先物11月限は続伸、先物11月限は前日比0.38プラスの51.30ドルで取引を終えた。
原油先物は一時51.42ドルまで上昇。主要産油国による減産体制は当面維持されるとの見方が広がっているが、この日は石油輸出国機構の楽観的な需要見通しも材料視された。減産体制がより強化される可能性もあることから、需給改善への期待は高まり、投機筋などの買いは継続した。

ニューヨーク金先物12月限は反落、1288.90ドル、マイナス4.90ドル。
11日公表される米連邦公開市場委員会の議事要旨内容を確認したいとの理由で、様子見を続けた投資家は少なくなかったようだ。ただ、スペイン・カタルーニャ自治州の独立は困難との見方が広がり、リスク要因が減少したことで安全逃避の買いは縮小した。地政学リスク増大に対する警戒感がやや低下したことも金先物の上値を抑える一因となったようだ。