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市況  11月2日

投資被害について


NY株式:ダウは57ドル高
NYダウ 終値:23435.01 前日比:+57.77

1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は57.77ドル高の23435.01、ナスダックは11.14ポイント安の6716.53で取引を終了した。
10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容となり、買いが先行。FOMC結果を見極めたいとの思惑から、午後にかけて上げ幅を縮小した。FOMCでは政策金利は据え置かれたものの、ハリケーンの影響にも関わらず経済活動は好調で景気判断が引き上げられ、12月の利上げを確実視する見方が強まった。一方で、引け後に複数のハイテク企業決算が予定されており、ナスダック総合指数には利益確定の動きが広がった。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円19銭で引けた。
米国の10月ADP雇用統計で雇用が予想以上に増加したため、米雇用統計への期待感がひろがりドル買いが加速した。しかし、その後発表された10月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため失望感からドル買いが一時後退。米連邦公開市場委員会で景気判断が上方修正され、12月の追加利上げが示唆されるとドル買いが再燃した。

ニューヨーク原油先物12月限は小幅安、NYMEXのWTI先物12月限はマイナス0.08ドルの54.30ドルで取引を終えた。
米エネルギー情報局が公表した統計によると、米国の原油とガソリンの在庫は予想以上に減少した。石油輸出国機構加盟国・非加盟国による減産体制は2018年以降も維持されるとみられており、需給改善への期待で原油先物は下げ渋った。米金融政策の現状維持が決まったことは特に意識されなかったようだ。

ニューヨーク金先物12月限は反発、COMEXの金先物12月限はプラス6.80ドルの1277.30ドルで取引終了。
この日発表された10月ADP雇用統計は市場予想を上回る前月比+23.5万人となったが、税制改革実現に対する懐疑的な見方があることから、金先物は底堅い動きを続けた。12月利上げは織り込み済みとの声が聞かれており、ポジション調整的な取引が主体となった。なお、通常取引終了後に米連邦準備制度理事会の次期議長にパウエル理事が指名されることが決まったと報じられている。