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6月7日

投資被害について


NY株式:ダウは113ドル高、イエレン議長の発言を受けて利上げ観測が後退。

NYダウ 終値:17920.33 前日比:+113.27
    始値:17825.69 高値:17949.68 安値:17822.81

6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は113.27ドル高の17920.33、ナスダックは26.20ポイント高の4968.71で取引を終了した。注目のイエレンFRB議長の講演では利上げへの前向きな姿勢は維持したものの、非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回る内容となった5月雇用統計や、欧州連合離脱を巡る英国の国民投票など、世界経済への不透明感から明確な利上げ時期については言及を避けた。これを受けて講演後に上げ幅を拡大する展開となった。

NY為替:ドル・円は107円53銭、ドル上昇、雇用統計に懸念を表明したため一時ドル売りが優勢となる局面もあったが、「条件が合えば緩やかな利上げが適切になる可能性がある」と繰り返したためドル買いが強まった。

週明け6日のニューヨーク原油は反発。7月限月は1.07ドル高の49.69ドル。前週末に発表された5月米雇用統計が低調だったことでドルが対ユーロで下落しており、これがドル建て原油の割安感につながったほか、米株価の上昇も相場を支援。加えて、ナイジェリアでの武装集団による石油施設攻撃や、カナダでの森林火災に伴う供給混乱に対する懸念の再燃も強材料視され、一時は50ドルの節目を試すなど水準を切り上げる展開となっています。

週明け6日のニューヨーク金市場は小幅続伸。6月限月は4.5ドル高の1244.6ドル。 5月米雇用統計で、非農業部門就業者数が予想を大きく下回る増加幅にとどまったことから早期の米利上げ観測が後退し、ドル建て金の割安感が引き続き生じており、一時は1250ドルの節目を回復。ただ、その後は買い過剰感などから利食い売りが出たほか、米連邦準備制度理事会のイエレン議長が講演で、5月米雇用統計に失望を示しながらも、緩やかな利上げを想定しているとの認識を改めて表明したことを嫌気する向きからの売りも見受けられ、上値は重くなっています。