両建てについて
国内の先物取引において「両建て」は禁止行為となっています。(違法行為ではありません)
なぜ担当の取引員は「両建て」を勧めてくるのでしょうか。勧めやすいのは証拠金が要らないからです、お客様に対して
「新たなお金は必要ありませんので両建てにしましょう、そうすることで取り敢えずこれ以上の損金は防げます」
「両建てにしておいて下がったところで売り玉を決済して上がるのを待ちましょう」
このようなことを言ってきますが本当の目的は手数料稼ぎです。証拠金は必要ありませんが確実に手数料が入るからです。
また、「両建て」することにより委託者は混乱します、いつ両建ての解消をしたらいいのかわからないからです。いつ解消したらいいのか、それは誰にもわかりません。下がりきったところなど絶対に誰にもわかりません。それがわかるなら、そもそも両建てをすることなく利益が取れているからです。
さらに悪質な取引は「両建て」を一度解除して、再度「両建て」にすることです。そしてこの繰り返しでお金は確実に減ります、理由は手数料です。
取引員の仕事は「建て玉を増やすこと」「取引を止めささないこと」「入金させること」この三つです。
「両建て」をするときには、自筆による「申し入れ書」を提出するように言われます。申し入れをしていても、どうしても禁止されている「両建て」にしなければならなかったのかについて、その後の処理方法についても検証することが必要です。
※「両建てとは」
同一の商品取引所の同一商品について、同一の限月の売建玉と買建玉を同一枚数保有することを顧客に対して勧めること。
悪質な取引員になると限月を変える、枚数を少し変えるなどのことをしてきます。 「両建て」は一つの手法として考えられますが、禁止行為になっているぐらいなので非常に難しい手法になります。
「少しでもおかしい」と思う方は相談して下さい。
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