市況 1月31日
投資被害について
NY株式:ダウは107ドル安NYダウ 終値:19864.09 前日比:-107.04
始値:19913.16 高値:19918.17 安値:19784.77
31日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は107.04ドル安の19864.09、ナスダックは1.07ポイント高の5614.79で取引を終了した。
難民・移民の一時的な入国を制限する大統領令を巡り、トランプ大統領が同政策に反対した司法省長官代理を解任して反発を招いており、今後の政権運営への先行き不透明感から、売りが先行。
31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円80銭で引けた。
トランプ米大統領は日本や中国は通貨安によって利益を得ていると名指しで非難したことがドル下落の要因。
また、この日発表された米10-12月期雇用コスト指数、1月シカゴ購買部協会景気指数、1月消費者信頼感指数が市場予想を下回ったこともドル売り・円買い材料。
ニューヨーク原油先物は反発、3月限終値は52.81ドル、プラス0.18ドル。
一部で、産油国の1月の日産量は、昨年合意した減産方針の約8割超を達成したと報じられている。市場が想定した減産ペースよりも早いことが材料視され、一時53.5ドル台まで上昇した。
ただ、トランプ大統領による入国制限に対する反発は大きく、米政治リスクが台頭。米国株が続落するなどリスク選好の動きは回避されていることから上値は重くなった。
フロスト&サリバンの石油・ガス担当ディレクター、 カール・ラリー氏は電話取材に対し、「ドルを材料に取引されていたが、市場の焦点は原油在庫に移った」と指摘。「メンテナンスの時期に入るため、在庫は恐らく高い数字になるだろう」と述べた。
チャートでは、25日移動平均線レベルでもみ合っている。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げていたが、昨年来高値55.24ドル更新手前で上げ一服。
ニューヨーク金先物は続伸、4月限終値は1211.40ドル、プラス15.40ドル。
トランプ大統領による入国制限に対する反発は大きく、米政治リスクが台頭し米国株は売り優勢に。また、トランプ大統領が「過去に円安・ドル高誘導を何年も行っていた」と発言したことから、為替市場では円高ドル安が進行。こうした外部環境が材料視されて、投資資金は代替資産である金に向かった。
日足チャートでは、25日移動平均線(1187ドル水準)をサポートラインとして意識した格好に。トランプ政権に対する不透明感が下支えとなり、堅調な反発がみられよう。
先物取引被害(5)
口座設定申込書にはもう一箇所、数字を記入する必要があります。「投資可能金額」になります。この欄に書く数字は非常に重要な意味をもつことになります。
ここに記入する金額の全てを失っても今後の生活には何ら支障はありません。と言う意味の金額になります。つまり完全に余裕資金であり全額損金になっても大丈夫です、になります。
営業担当者から正しい説明を受けてから自分でよく考えて記入した「口座設定申込書」なのか書かされたものなのか、うまく誘導されて書かされたものなのか、よく思い出して下さい。
もしかしたら、損金ではなく被害金であり先物被害かもしれません。