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市況  4月3日

投資被害について


NY株式:ダウは13ドル安
NYダウ 終値:20650.21 前日比:-13.01
    始値:20665.17 高値:20692.34 安値:20517.82

3日の米国株式相場は下落。ダウ平均は13.01ドル安の20650.21、ナスダックは17.06ポイント安の5894.68で取引を終了した。
小幅に上昇して寄り付いたものの、3月のマークイット製造業PMIやISM製造業景況指数が前月より減少し、景気拡大の減速が懸念され下落に転じた。3月新車販売台数が総じて不振となり、自動車セクターを中心に売りが広がった。引けにかけて下げ幅を縮小するも、ロシアで発生した地下鉄爆発事件にテロの疑いあると報じられ、リスク回避の動きが上値を抑える展開となった。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円91銭で引けた。
米国の3月ISM製造業景況指数が2月から低下、2月建設支出も予想を下回り、債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。また、ロシアの地下鉄爆破事件やトランプ米大統領が英紙とのインタビューで対北朝鮮問題で単独解決も辞さない方針を表明したことを意識してリスク回避の円買いを強めた。

ニューヨーク原油先物5月限は5日ぶりに反落、5月限終値は50.24ドル、マイナス0.36ドル。
武装集団の妨害で一時停止していたリビアが原油生産を再開したと伝わったことが影響した。また、前週末に発表された米国内の石油掘削装置の稼働数増加で供給過剰懸念も再燃した。

匿名の関係者によると、リビアの原油生産量はシャララ油田の再開後に日量約66万バレルに増加した。トラディション・エナジーの市場調査責任者、ジーン・マクギリアン氏は電話インタビューで、ここ数営業日の「相場上昇はOPECの減産合意延長の兆候を受けたものだった」が、この日は「リビア生産量の回復が相場上昇を失速させた」と指摘した。

チャートでは、100日移動平均線(50.9ドル水準)で反発一服となっている。50ドル台での値固めを試す格好に。

ニューヨーク金先物6月限は続伸、6月限終値は1254.00ドル、プラス2.80ドル。
3月のマークイット製造業PMIやISM製造業景況指数が前月より減少し、景気拡大の減速が懸念され株が下落したことで、金はしっかりの展開となった。

日足チャートでは、25日移動平均線を上回っているが、200日移動平均線手前で反発一服となっている。1250ドルでのもみ合いに。