市況 5月19日
投資被害について
NY株式:ダウは56ドル高
NYダウ 終値:20663.02 前日比:+56.09
始値:20579.65 高値:20759.20 安値:20553.45
18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は56.09ドル高の20663.02、ナスダックは43.89ポイント高の6055.13で取引を終了した。
朝方はトランプ政権を巡る先行き不透明感からもみ合う展開となったが、週間新規失業保険申請件数や4月景気先行指数が堅調な内容となり上昇。
ハイテク株が選好されたほか、昨日の株価急落を受けた買い戻しも入り、上げ幅を拡大した。
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円49銭で引けた。
この日発表された米雇用関連や製造業指標が予想を上回ったことなどがドル買いにつながった。トランプ政権に対する不信感は消えていないが、111円台を回復した時点で短期筋などのショートカバーが活発になったようだ。
ニューヨーク原油先物6月限は続伸、6月限終値は49.35ドル、プラス0.28ドル。
石油輸出国機構加盟国の大半は減産合意の9カ月延長に同意するとの見方が広がったことが要因。米国株の反発や雇用情勢の改善を示す経済指標が発表されたことも原油先物相場を下支えした。
ただ、市場関係者の間では、「OPEC主導による減産合意が来年3月まで延長された場合、シェールの生産量が増える可能性があり、需給関係が大幅に改善されるかどうか定かではない」との声が聞かれている。
ニューヨーク金先物6月限は7日ぶりに反落、6月限終値は1252.80ドル、マイナス5.90ドル。
前日急落した米国株が反発したことから上げ一服となった。ただ、トランプ政権の「ロシアゲート」に対する不透明感が根強いことから下値は限定的。日足チャートでは、200日移動平均線でのもみあいとなっている。