市況 6月1日
投資被害について
NY株式:ダウは135ドル高
NYダウ 終値:21144.18 前日比:135.53
始値:21030.55 高値:21144.18 安値:20994.22
1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は135.53ドル高の21144.18、ナスダックは48.31ポイント高の6246.83で取引を終了した。
5月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容となり、買いが先行。米国債利回りの上昇で、昨日下落した金融株に買い戻しが広がったほか、5月新車販売台数が前年同月比で横ばいとなり、数か月続いた減少に歯止めがかかったことも好感され、上げ幅を拡大した。
トランプ大統領は地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から離脱する方針を発表したが、株価への影響は限定的だった。
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円37銭で引けた。
米国の5月ADP雇用統計が予想を大きく上回る増加となったことをきっかけに、ドル買いが優勢になった。
ニューヨーク原油先物は反発、7月限終値は48.36ドル、プラス0.04ドル。
この日発表された米エネルギー情報局の週報で、国内全体の原油在庫が予想を大きく上回る642.8万バレル減少。また、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫や、ガソリン在庫も減少したことから、買い戻しが急速に強まった。
しかし、引けにかけて、「トランプ大統領が協定からの脱退を発表へ」と伝えられたことで、米企業による増産の可能性が売り材料視に。上昇幅をほぼ失う格好となった。
ニューヨーク金先物は反落、8月限終値は1270.10ドル、マイナス5.30ドル。
パウエル米連邦準備理事会理事が「年内のバランスシート縮小開始は適切」、「経済が軌道にとどまるなら緩やかな利上げを」などと述べたこと。また、米国の5月ADP雇用統計(民間雇用者数)が予想を大きく上回る増加となったことを受けて、金の売りが先行した。その後はほかの経済指標が強弱まちまちだったことで、買い戻しもみられた。