投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

市況  6月7日

投資被害について


NY株式:ダウは37ドル高
NYダウ 終値:21173.69 前日比:+37.46
   始値:21171.57 高値:21189.84 安値:21113.31

7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は37.46ドル高の21173.69、ナスダックは22.32ポイント高の6297.38で取引を終了した。
欧州中央銀行が明日開催の理事会でインフレ見通しを引き下げるとの観測が強まり、買いが先行。原油安を受けて一時下落する場面もあったが、金融株に買いが入り下値を支えた。
前FBI長官とトランプ大統領の面談内容が記載された証言原稿が公表されると不透明感がやや後退、引けにかけて堅調に推移した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円82銭で引けた。
米国の原油在庫の予想外の増加によるNY原油先物急落を受けて、米長期金利が一時低下し、ドル売り・円買いが強まった。
ニューヨーク時間の午後にコミー前米連邦捜査局長官の上院情報委員会での証言の冒頭陳述原稿が公表されたが、市場反応は限定的だった。米株高・長期金利反発、クロス円の買い戻しを受けて、ドル買い・円売りが優勢になった。

ニューヨーク原油先物は大幅反落、7月限終値は45.72ドル、マイナス2.47ドル。
前日のニューヨーク通常取引終了後に発表された全米石油協会の週間統計では、国内全体の原油在庫は462万バレル減少だった。しかし、本日発表の米エネルギー情報局の週報では、国内全体の原油在庫が予想に反して329.5万バレル増加、また、ガソリン在庫も予想外の332.4万バレル増加だったことで、売りが急速に強まった。ユーロ安・ドル高傾向による割高感も圧迫したとみられる。

ニューヨーク金先物は反落、8月限終値は1293.20ドル、マイナス4.30ドル。
米国の原油在庫が予想外の大幅増加となったことを受けて、ニューヨーク原油先物が急落した際に金の買いになった。しかし、明日開催される欧州中央銀行理事会について、インフレ見通しを引き下げる可能性があり、大規模な金融緩和政策を堅持する方針を示すとの見方から、ユーロ安・ドル高となっていたことで、改めて割高感による売りが優勢になった。