市況 8月23日
投資被害について
NY株式:ダウ196ドル高
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。
米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から買いが広がった。税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたほか、ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円56銭で引けた。
予想を下回った米6月住宅価格指数に失望したドル売りが加速したのち、8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回りドル売りは後退。さらに、トランプ米政権による税制改革の年内実施期待が再燃し、ドル買い・円売りに拍車をかけた。
ニューヨーク原油先物9月限は反発、9月限終値は47.64ドル、プラス0.27ドル。
米原油在庫の減少はしばらく続くとの見方が広がり、買戻しが入った。
市場関係者の間では23日に米エネルギー省が発表する原油在庫は8週連続で在庫縮小が予想されている。ガソリン在庫の減少も予想されていることから、需給改善を意識した買いが入りやすい状況にあるようだ。また、米税制改革の年内実現への期待で22日の米国株は強い動きを見せたことも、原油先物相場を下支えした。
ニューヨーク金先物12月限は反落、12月限終値は1291.00ドル、マイナス5.70ドル。
米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から米国株は買われた。税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたことも影響し、金は1300ドル手前で利益確定売りに押された。