市況 10月4日
投資被害について
NY株式:ダウは84ドル高
NYダウ 終値 :22641.67 前日比:+84.07
3日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は84.07ドル高の22641.67、ナスダックは15.00ポイント高の6531.71で取引を終了した。
昨日の堅調な9月ISM製造業景況指数を受けて、米景気に楽観的な見方が広がり、買いが先行。税制改革案の成立や来週から始まる7-9月期決算シーズンへの期待から堅調推移となったものの、週末の雇用統計を見極めたいとの思惑や、利益確定の動きも散見され、上値は限られた。
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円85銭で引けた。
一部メディアがムニューシン米財務長官が次期FRB議長としてハト派と見られているパウエルFRB理事を支持していると報じたことなどを背景に、米国債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物11月限は小幅続落、11月限終値は50.42ドル、マイナス0.16ドル。
需給改善への期待は高まっていないことが要因。米石油協会のデータによると米原油在庫が減少、クッシングの在庫は増加するとの見方が広がった。米国株高はプラス材料として特に意識されなかったようだ。
ニューヨーク金先物12月限は小幅続落、12月限終値は1274.60ドル、マイナス1.20ドル。
主要通貨に対するドル高は一服したが、米利上げ継続の思惑は後退していないことや、欧米株高を意識して金先物は伸び悩んだ。なお、ムニューシン米財務長官はパウエル米連邦準備制度理事会を次期議長として支持しているとの観測が浮上している。