市況 10月27日
投資被害について
NY株式:ダウは71ドル高
NYダウ 終値:23400.86 前日比:+71.40
26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は71.40ドル高の23400.86、ナスダックは7.12ポイント安の6556.77で取引を終了した。
欧州中央銀行による段階的な金融緩和策縮小が発表され、欧州株が全面高。米国株も連れ高となった。
複数の主要企業決算が好感されたほか、米下院で18年度予算案が可決され、税制改革への実現期待が一段と強まったことが好感されたものの、医薬品セクターに売りが広がり、上げ幅を縮小し、小動きとなった。
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円00銭で引けた。
予想を下回った米国の9月卸売在庫や9月中古住宅販売成約指数を受けていったんドル売りが優勢となったが、米下院が共和党上院の予算決議案を可決し、税制改革への取り組みが前進すると、ドル買いに拍車がかかった。
26日のニューヨーク原油先物12月限は反発、先物12月限はプラス0.46ドルの52.64ドルで取引を終えた。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が石油輸出国機構による2018年3月以降の減産継続への支持を表明したと伝えられており、需給関係改善への期待で買いが優勢となった。米税制改革への期待が高まっていることも支援材料となったようだ。
ニューヨーク金先物12月限は反落、金先物12月限はマイナス9.40ドルの1269.60ドルで取引終了。
一時1281.10ドルまで買われたが、株高、米長期金利の反発、ドル相場の上昇を意識して安全逃避的な買いは縮小した。米税制改革実現への期待が高まっていることも金先物の反発を抑制する一因となった。