市況 11月22日
投資被害について
NY株式:ダウ160ドル高
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は160.50ドル高の23590.83、ナスダックは71.76ポイント高の6862.48で取引を終了した。
複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。アジア・欧州株が概ね全面高となったほか、10月のシカゴ連銀全米活動指数や中古住宅販売件数が予想を上振れ、終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円49銭で引けた。
米国債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となったが、市場予想を上回った米国の10月シカゴ連銀全米活動指数と10月中古住宅販売件数を好感し、債券利回りが一時上昇したことでドル売りは一服した。
ニューヨーク商業取引所NYMEXのWTI先物1月限はプラス0.41ドルの56.83ドルで取引を終えた。
米エネルギー省が22日発表する原油在庫は大幅に減少するとの見方が広がったことが要因。ドルが主要通貨に対してやや下落したことも材料視されたようだ。石油輸出国機構主導の減産体制の期限延長への期待は残されていることは、原油先物相場に対する支援材料となっている。
ニューヨーク商品取引所COMEXの金先物12月限はプラス6.40ドルの1281.70ドルで取引終了。
主要通貨に対するドル安を意識してリスク回避的な金買いが観測された。米税制改革法案の年内可決の可能性はある程度織り込まれており、市場参加者は新たな売買材料を求めているようだ。23日は感謝祭の祝日となるため、ポジション調整的な売買が増えているようだ。