市況 1月17日
投資被害について
NY株式:NYダウは10ドル安
16日の米国株式相場は下落。ダウ平均は10.33ドル安の25792.86、ナスダックは37.38ポイント安の7223.69で取引を終了した。
先週連日の過去最高値更新となった流れを受け、朝方は大きく上昇して始まった。ダウ平均は一時的に26000ドルを上回る場面もあったが、主要企業決算を見極めたいとの思惑や、暫定歳出法案の期限が19日に迫っており、政府機関閉鎖のリスクが意識され下落する展開となった。
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円53銭で引けた。
市場予想を下回った1月NY連銀製造業景気指数やNYダウが26000ドルを突破し、史上最高値をつけた後に反落したことから、株安を警戒したリスク回避のドル売り・円買いが活発となった。
ニューヨーク原油先物2月限は反落、原油2月限終値は63.73ドル、マイナス0.57ドル。
一時63.39ドルまで売られた。主要産油国による生産抑制が続いており、原油価格の先高観は大きく後退していないものの、過度の原油高に対する警戒感が浮上しており、1バレル=64ドル台ではポジション調整的な売りが入った。米国株が不安定な動きを見せていることも一部で嫌気されたようだ。
ニューヨーク金先物2月限は続伸、金2月限終値は1337.10ドル、プラス2.20ドル。
一時1340.50ドルまで上昇した。ユーロ安・米ドル高は継続していることや米国株安を意識して安全逃避的な買いが入った。ただ、1340ドル近辺では利食い目的とみられる売りが観測されており、金先物の上げ幅はやや縮小した。