先物被害、先物情報 3月23日
投資被害について
ニューヨークダウは724ドル安
22日の米国株式相場は下落。ダウ平均は724.42ドル安の23957.89、ナスダックは178.61ポイント安の7166.68で取引を終了した。
トランプ政権による中国への関税策発表を控えて、売りが先行。長期金利の下落で金融セクターに売りが広がったほか、フェイスブックによる顧客情報流出問題への懸念も根強く、終日大幅下落となった。トランプ大統領が中国からの輸入品約500億ドルへの関税策に署名したほか、中国企業への新たな投資規制案の作成をムニューシン財務長官に命じたことで、貿易摩擦問題への警戒感が強まり、下げ幅を拡大した。
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円28銭で取引を終えた。
トランプ大統領が対中で知財侵害関税を命じる大統領令に署名し、貿易戦争懸念が一段と強まった。また、ロシア関連の調査でトランプ大統領の弁護団を指揮していた弁護士の辞任でロシアゲート懸念が再燃し、リスク回避のドル売り・円買いに拍車がかかった。
ニューヨーク原油先物5月限は反落、原油5月限終値は64.30ドル、マイナス0.87ドル。
時間外取引を含めて一時64.14ドルまで売られた。トランプ米大統領は22日、少なくとも500億ドル相当の中国製品への関税賦課を命じる大統領令に署名したことが要因。米中貿易摩擦への警戒感が高まり、世界経済の持続的な成長への期待は後退。原油需要は減少するとの思惑が広がったことも売り材料となった。株安を嫌気したポジション調整的な売りも多かったようだ。
ニューヨーク金先物4月限は続伸、金4月限終値は1327.40ドル、プラス5.90ドル。
トランプ米大統領は22日、少なくとも500億ドル相当の中国製品への関税賦課を命じる大統領令に署名したことが要因。米中貿易摩擦は激化するとの見方が広がり、米国株は取引終了時点にかけて大幅安となったことから、安全逃避的な金買いが優勢となった。米長期金利の低下も材料視されていたようだ。