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6月28日

投資被害について


ニューヨークダウは165ドル安、ハイテク株に売りが広がる
ダウ平均は165.52ドル安の24117.59、ナスダックは116.54ポイント安の7445.09で取引を終了した。
トランプ大統領が、中国による対米投資制限について対米外国投資委員会の役割強化での対応を選択し、強硬措置を避けたことが好感され、買いが先行。原油相場の上昇も好感されたが、主要ハイテク株や長期金利低下を受けて金融株に売りが広がり、下げ幅を縮小して軟調推移となった。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円24銭で引けた。
中国を標的にした外国資本による米テクノロジー企業への投資制限について、トランプ大統領は一部で警戒されていたような厳しい措置を回避する方針を決定したため、米中貿易摩擦の深刻化への懸念は後退した。株安が嫌気されたが、リスク選好のドル買い・円売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物8月限は大幅続伸、原油8月限終値は72.76ドル、プラス2.23ドル。

米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計で原油在庫が大幅に減少していたことが要因。オクラホマ州クッシングの在庫は6週連続で減少している。米国は同盟各国に対して、11月からイラン産原油の輸入停止を要請しているとの報道も引き続き材料視されているようだ。サウジアラビアは7月中に過去最高水準となる1100万バレルまで増産することを計画しているが、ベネズエラとリビアの原油輸出は停滞しており、サウジアラビアによる供給増加だけでは不十分との見方が出ている。


ニューヨーク金先物8月限は続落、金8月限終値は1256.10ドル、マイナス3.80ドル。
米貿易摩擦激化に対する警戒感はやや低下したことや、ユーロ安・ドル高の相場展開が意識されたようだ。短期筋などによるポジション調整に絡んだ売りは続いているようだ。