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2月7日

投資被害について


ニューヨークダウ21ドル安、一般教書演説に失望

株式相場は下落。ダウ平均は21.22ドル安の25390.30、ナスダックは26.80ポイント安の7375.28で取引を終了した。
大統領による一般教書演説は概ね想定通りで目新しさに乏しく、売りが先行。しかし、ムニューシン米財務長官らが来週に米中通商協議を再開することが伝わり、対中貿易摩擦問題の解決を期待する見方から下値は限られた。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円97銭で引けた。
11月の米貿易赤字は予想以上に縮小したため、米国の経済成長に楽観的見方が広がった。この日行われた10年国債入札の低調な結果を受けて、米債利回りが上昇したことから、ドル買いが優勢となった。

ニューヨーク原油先物3月限は反発、原油3月限終値は54.01ドル、プラス0.35ドル。

米エネルギー情報局が発表した週報で、留出油の需要が堅調だったことが相場を押し上げた。ヒーティングオイルを含む留出油需要の4週間移動平均は日量447万8000バレルまで増加し、2008年以来の高水準を記録した。米原油生産量は日量1190万バレルと過去最高水準を維持。製油所稼働率は90.7%と、今冬はすでにピークアウトしている。

石油輸出国機構を中心とした産油国による協調減産やベネズエラの減産見通しも支援要因。OPECプラスは先月から日量120万バレルの減産を開始している。米国がベネズエラ国営石油会社に対する制裁を開始したことで、経済危機のベネズエラの生産量は一段と減少する見通し。米国はベネズエラの主要な取引先。

ただ、世界的な景気減速や、米中通商協議に対する警戒感が上値を抑えた。来週、ムニューシン米財務長官やライトハイザー米通商代表部代表を中心とした交渉団が通商協議のため訪中する。

ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1314.40ドル、マイナス4.80ドル。

金4月限は、続落。時間外取引では1315.5~1319.9ドルのレンジで推移、前日比1.9ドル安の1317.3ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、戻りを売られた。その後は、米大統領の一般教書演説を受けて押し目を買われる場面も見られたが、ドル高に上値を抑えられた。

  トランプ米大統領の一般教書演説では、メキシコ国境の壁建設の必要性などが強調された。無難に通過するなか、オーストラリアの利下げの可能性を受けて豪ドルが急落するなど、ドル高に振れた。また米貿易赤字の縮小や米10年債入札が不調に終わったこともドル高要因となった。