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3月6日

投資被害について

ニューヨークダウ13ドル安、米中交渉を注視

米国株式相場は下落。
ダウ平均は13.02ドル安の25806.63、ナスダックは1.21ポイント安の7576.36で取引を終了した。中国が19年の国内総生産の成長率目標を引き下げ、売りが先行。その後は、米中交渉の動向を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小しもみ合う展開となり、引けにかけて小幅下落となった。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円86銭で引けた。

米国の2月ISM非製造業景況指数や12月新築住宅販売件数が市場予想を上回るポジティブサプライズとなったことを受けて、景気鈍化懸念が後退し、リスク選好的なドル買いが優勢となった。ただ、米国債利回りは伸び悩み、ドルは伸び悩んだ。

ニューヨーク原油先物4月限は伸び悩み、原油4月限終値は56.56ドル、0.03ドル安。

米中通商協議に関する公式な発表を待ちつつ、小動きだった。早ければ今月27日頃にも米中首脳会談が行われ、敵対的な関税を後退させる合意が成立する可能性があると伝わっているが、米中両政府から今のところ発表はない。ポンペオ米国務長官は短期間のうちに合意できることに期待感を示したものの、具体的な言及はなかった。

石油輸出国機構を中心とした産油国が日量120万バレルの協調減産を行っていることや、終了めどである6月以降も減産を継続する可能性があると伝わっていることは支援要因。リビア最大級のシャララ油田が生産を再開していることは、協調減産の効果を部分的に打ち消すものの、米国でガソリン需要が高まる時期にかけても減産が行われると、需給は引き締まるとみられている。シャララ油田の生産能力は日量 31万5000バレル。

全国人民代表大会が行われているなか、中国政府が成長見通しを引き下げたことは圧迫要因。昨年の成長目標は6.6%だったが、今年は6.0~6.5%に修正された。ただ、中国の景気減速が続いているなかで、反応は限定的だった。



ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1284.70ドル、2.80ドル安。

中国の全国人民代表大会が開幕するなか、模様眺めの動きとなった。米ISM非製造業景気指数が事前予想を上回ったが、米連邦準備理事会の利上げ休止観測もあり、売り一巡後は下げ一服となった。