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4月26日

投資被害について


ニューヨークダウ134ドル安、スリーエム決算がダウの重石に

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は134.97ドル安の26462.08、ナスダックは16.67ポイント高の8118.68で取引を終了した。化学製品メーカーのスリーエムの決算が嫌気され、S&P及びダウは売りが先行。ナスダック総合指数は複数の主要ハイテク決算が好感され、買いが先行した。その後、S&P500とナスダックは上昇したが、ダウは上値の重い展開が続いた。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円60銭で引けた

朝方発表されたスリーエム決算が予想を下回りダウ平均株価を押し下げ株安に連れたリスク回避の円買いが加速した。その後、株価の回復に連れ下げ止まった。


ニューヨーク原油先物6月限は続落、原油6月限終値は65.21ドル、0.68ドル安

米国の制裁によってイランの生産量が一段と減少する見通しである一方で、イランの減産を穴埋めするためサウジアラビアやロシアを中心とした産油国が増産に動く可能性が意識されるなか、利益確定の売りが優勢となった。米国は各国にイランから原油を輸入しないように要求している。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は直ちに増産はしないものの、顧客の要求には応えると述べている

ドイツとポーランド、スロバキアがロシア産原油の輸入を一時停止したことでブレント原油が年初来高値を更新したものの、上げは一時的で押し戻されて引けた。ニューヨーク原油はつれ高する場面があったが、上値はあまり伸びなかった。

ドイツやポーランドなどはロシアと欧州を結ぶドルジバ・パイプラインを経由して原油を輸入しているものの、高濃度の有機塩素化合物が混入していることが判明し、輸入を停止している。世界最長のドルジバ・パイプラインは日量100万バレルの輸送能力があり、チェコやハンガリーにも原油を供給している。


ニューヨーク金先物6月限は伸び悩み、金6月限終値は1279.70ドル、0.30ドル高

日用品・工業品メーカーの米スリーエムが決算発表で2019年通期利益見通しを引き下げ、株安に振れたことが支援要因になった。ただ3月の米耐久財受注が好調な内容となり、第1四半期の米国内総生産速報値に対する期待もあり、金の上値は限られた。