11月7日
投資被害について
ニューヨークダウ0.07ドル高、利益確定の動きが相場の重し
米国株式相場は下落
ダウ平均は0.07ドル安の27492.56、ナスダックは24.05ポイント安の8410.63で取引を終了した。主要株価指数の連日の最高値更新を受けて、利益確定の動きから売りが先行。事務用機器業界での買収観測が報じられた一方で、米中首脳会談の開催時期が12月となる見込みであると報じられ、貿易摩擦解消への期待がやや後退したほか、原油安が嫌気され上値の重い展開となった。
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円98銭で引けた
この日発表された米国の7-9月期非農業部門労働生産性速報値は予想外に2015年来のマイナスに落ち込んだほか、米中部分貿易合意の調印が遅れるとの報道で、景気への楽観的見方が後退。米債利回りの低下でドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物12月限は反落、原油12月限終値は56.35ドル、0.88ドル安
米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が増加したことが嫌気された。製油所稼働率が86.0%まで低下し、冬場の需要期に向けて原油消費量が順調に上向いていないことや、原油輸出量が減少したことが在庫を押し上げた。原油輸出量は前週比95万6000バレル減の日量237万1000バレルだった。米原油生産量は過去最高水準の日量1260万バレルで足踏みが続いている。
米エネルギー情報局週報で、ガソリンや留出油など石油製品の在庫減少が続いていることは相場を下支えした。留出油の在庫は過去5年のレンジ下限を下回って推移している。石油製品需要は日量2113万4000バレルと、この時期としては高水準を維持。
第1弾の米中通商合意の署名が12月に延期になる可能性があると伝わったことは重し。協議を重ねている米中両国は条件や場所で折り合っておらず、会談場所として米国内のアイオワ州やアラスカ州は排除されたという。
ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1493.10ドル、9.40ドル高
米中首脳会談が12月にずれ込む可能性があると伝えられた。新たな開催地として米国の可能性が出ていたが、排除されたという。また中国は米国の対中関税の撤回を求めている。