12月25日
投資被害について
ニューヨークダウ36ドル安、短縮取引で閑散
米国株式相場はまちまち
ダウ平均は36.08ドル安の28515.45、ナスダックは7.24ポイント高の8952.88で取引を終了した。クリスマス・イブで午後1時までの短縮取引となった。主要株式指数が過去最高値水準にあることから、利益確定の売りで下落して寄り付いたものの、その後は小幅な値動きでもみ合う展開となった。
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円40銭で引けた
米国の12月リッチモンド連銀製造業指数がプラス改善予想に反して2カ月連続のマイナスとなったほか、米5年債入札の好調な結果を受けて米国債相場が上昇。米債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物2月限は続伸、原油2月限終値は61.11ドル、0.59ドル高
第1段階の米中通商合意について、署名・成立が近づいていると期待されているなかで買いが優勢だった。世界的な景気見通しがやや改善し、石油需要の下振れ懸念が和らいでいる。トランプ米大統領は「中国との合意は成立しており、書面作成に取り組んでいる」、「習近平主席といずれ署名式を行う」と述べた。
石油輸出国機構を中心とした産油国が年明けから減産目標を拡大することで合意していることは、需要見通しを改善させている。新たな減産目標は日量170万バレルで、3月まで行われる。ただ、ロシアが減産に消極的であることから、3月以降の協調減産については不透明。産油国も米中通商協議の動向を見守っている。
25日のニューヨーク市場はクリスマスで休場となる。本来、現地時間の水曜日に発表されている米エネルギー情報局の週報は、現地金曜日に発表される。
ニューヨーク金先物2月限は続伸、金2月限終値は1504.80ドル、16.10ドル高
前日に米耐久財受注が予想外に減少し、ドル安に振れたことや、米国債の利回り低下が支援要因となった。米5年債入札では、最高落札利回りが1.756%となり、発行日前利回りの1.772%を下回った。米国債の利回りが低下し、ドル安に振れた。