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1月8日

投資被害について

ニューヨークダウ119ドル安、地政学リスクへの警戒感続く

ニューヨーク株式相場は下落

ダウは119.70ドル安の28583.68、ナスダックは2.88ポイント安の9068.58で取引を終了した。引き続きイラン情勢の緊迫化で地政学リスクへの警戒感が広がっているほか、10-12月決算シーズンを前に様子見ムードとなっており、小幅な値動きに終始する展開となった。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円48銭で引けた

中東情勢の一段の緊迫化を警戒したリスク回避の円買いが優勢となったのち、米国の11月貿易赤字が3年ぶり低水準に縮小したほか12月供給管理協会非製造業景況指数も予想を上回り、10-12月期の堅調な成長期待でドル買いに拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物2月限は反落、原油2月限終値は62.70ドル、0.57ドル安

イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官が米国によって殺害された後、イランが今のところ報復行動を見送っていることから調整売りが優勢となった。イランのファルス通信がイラン最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長の発言を伝えたところによると、報復には13のシナリオが検討されており、緊迫感は高止まりしている。シャムハニ事務局長は「もっとも穏やかなシナリオになったとしても、それは米国民にとって歴史的な悪夢になる」と述べた。

米国は中東海域を航行する船舶にイランが行動を起こす可能性があると警告したもよう。AP通信が伝えた。ただ、攻撃を受けた船舶は今のところ確認されていない。ペルシャ湾の出口であるホルムズ海峡は石油輸送の要であり、各国が警戒を強めている。

米ワシントンポストによると、トランプ米政権は対イラク制裁の草案作成を開始した。当局者の話として伝えられている。ソレイマニ司令官やカタイブ・ヒズボラの創設者である人民動員隊のアブマハディ・ムハンディス副代表が殺害されたイラクでは、議会が米軍の撤退を要求している。これに対して米国はイラクに米軍基地の建設費用の支払いを求めているほか、制裁を警告している。

7日、イラクのアデル・アブドルマハディ暫定首相は、イラクに駐留する米軍の撤退スケジュールを示した書簡を受け取ったと述べた。米国防総省は、署名が入っていない草稿が誤って送付されたとしている。


ニューヨーク金先物2月限は小幅続伸、金2月限終値は1574.30ドル、5.50ドル高

イランのザリフ外相が、米国のソレイマニ司令官攻撃で世界と米国はより危険に、と述べたことを受けてリスク回避の動きとなった。またイランのファルス通信は、同国の最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長が、米国を攻撃する13の「報復シナリオ」を検討していると述べたことを伝えており、同国の報復に対する警戒感が強い。