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2月12日

投資被害について

ニューヨークダウ0.48ドル安、コロナウイルスへの懸念が和らぐ

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は0.48ドル安の29276.34、ナスダックは10.55ポイント高の9638.94で取引を終了した。コロナウイルス感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの報道を受け、買いが先行。パウエル米連邦準備制度理事会議長は下院での公聴会で、コロナウイルスによる世界経済への影響を注視していると述べたものの、金融政策への言及はなく相場への影響は限られた。その後は、引けにかけて上げ幅を縮小し小動きとなった。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円74銭まで反落して引けた

米国の12月JOLT求人件数が予想外に減少し2年ぶりの低水準となったことや米連邦準備制度理事会のパウエル議長が新型肺炎が経済の新たなリスクとなりうると警告したためドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物3月限は反発、原油3月限終値は49.94ドル、0.37ドル高

中国で新型コロナウイルスの感染が広がり続けているものの、感染者数の拡大ペースが鈍化する兆候があることが事態の収束を期待させ、買い戻しが優勢となった。中国当局の専門家チームの一人が感染は今月でピークを迎えるという予想を示したことも相場を支えた。

中国・武漢を中心に各都市の移動や経済活動が制限されているなか、中国国営の石油企業は2月の生産を日量94万バレル削減することを計画している。石油輸出国機構の月報によると、2019年の中国の石油需要は日量1306万バレル。

先週、石油輸出国機構プラスに対して共同技術委員会が日量60万バレルの追加減産を勧告したものの、ロシアが同意するのか不明であることは相場の重し。露国営石油会社ロスネフチのイーゴリ・セチン最高経営責任者は以前から協調減産に批判的で、今回の追加減産にも納得していないもよう。11日にプーチン露大統領とセチン最高経営責任者が会談したが、これといった結果は伝わっていない。

米エネルギー情報局は月報で2020年の中国の需要見通しを従来の日量1504万バレルから同1489万バレルに下方修正した。2020年1-3月期は日量1498万バレルから同1466万バレルに引き下げた。


ニューヨーク金先物4月限は反落、金4月限終値は1571.20ドル、8.30ドル安

中国の新型肺炎の死者が1000人を超え、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。ただ新型コロナウイルスの流行が2月にピークを迎え、4月ごろに終息する可能性があるとの予想を受けて株高に振れたことから、利食い売りなどが出て戻りを売られた。