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2月14日

投資被害について

ニューヨークダウ128ドル安、新型肺炎への懸念が再燃

米国株式相場は下落

ダウ平均は128.11ドル安の29423.31、ナスダックは13.99ポイント安の9711.97で取引を終了した。中国が新型肺炎の認定基準を変更したことで感染者数が大幅に増加し、売りが先行。新型コロナウイルス感染拡大の勢いが弱まりつつあると楽観的な見方が広がっていたこともあり、投資家心理が急速に悪化し軟調推移となった。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円82銭で引けた

新型肺炎の感染急拡大で世界経済の成長を悪化させるとの警戒感にリスク回避の円買いや米債利回りの低下でドル売りが優勢となった。その後、米1月消費者物価コア指数が予想を上回ったためドル買いが再燃した。


ニューヨーク原油先物3月限は続伸、原油3月限終値は51.42ドル、0.25ドル高

中国で新型コロナウイルスの感染が一段と広がっており、当局の発表する感染者数の数字などに不信感が高まっているものの、サウジアラビアとロシアを中心とした石油輸出国機構プラスの追加減産期待を背景に買い戻しが優勢だった。

需要減少を背景に中国化工集団有限公司は日量10万バレルの石油関連施設を一時停止すると発表したほか、ロイター通信の調査によると中国国内の製油所はこの2週間程度で日量で約150万バレルの減産を強いられている。中国では過剰な原油在庫が積み上がっており、沿岸部では荷揚げできない石油タンカーが立ち往生しているという。

先週の石油輸出国機構プラスの共同技術委員会は日量60万バレルの追加減産を勧告した。ただ、ロシアが追加減産に対する支持を表明しておらず、合意するための会合を前倒しすることも決まっていない。ノバク露エネルギー相は今週にも態度を明らかにすると述べていたが、週末に至ってもまだ正式な発表はない。


ニューヨーク金先物4月限は続伸、金4月限終値は1578.80ドル、7.20ドル高

中国当局が新型コロナウイルスの感染者が12日に1万5152件増加したと発表した。基準を見直し、「臨床診断」の症例が含まれた。中国の過少報告に対する見方から株安に振れ、金の支援要因になった。