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4月17日

投資被害について

ニューヨークダウ33ドル高、経済活動の再開期待が下支え

米国株式相場は上昇

ダウ平均は33.33ドル高の22537.68ドル、ナスダックは139.19ポイント高の8532.36ポイントで取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数の増加が続き、経済封鎖以降の4週間で2200万件に達したほか、ニューヨークに続いて最新4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が過去最大の落ち込みを見せ、景気先行きへの懸念が株価の上値を抑えた。引けにかけて、トランプ政権による経済活動再開の指針発表を期待した買いが強まり上昇する展開となった。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円90銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数は増加、4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が過去最大の下げを記録したほか、3月住宅着工件数も1984年来で最大の下げとなるなど、経済指標の悲惨な結果を嫌ってドル売りが加速。しかしながら、トランプ大統領による経済活動再開の指針発表を控えて、期待を受けたドル買いが下支えとなった。


ニューヨーク原油先物6月限は続落、原油6月限終値は25.53ドル、0.51ドル安

新型肺炎による石油需要の落ち込みで過剰な在庫の拡大が続く見通しであることが重しだが、最終取引日を来週に控えた5月限の下値は限定的。世界的に新型肺炎の流行が落ち着きつつあることが支援要因。トランプ米大統領は経済活動の再開に向けた指針を引け後に発表する予定となっている。ただ、主要国の経済活動の再開時期は依然として不透明。英政府は都市封鎖を少なくとも3週間延長することを決めた。

石油輸出国機構が発表した月報では2020年の需要見通しが従来の日量9973万バレルから同9282万バレルまで大幅に下方修正された。新型コロナウイルスの蔓延によって、世界経済から本来の石油需要が失われていることが背景。ただ、4-6月期に大きく落ち込んだ後、年後半にかけて需要は回復していくと見通されている。

4月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は-56.6まで急低下し、1980年以来の低水準を記録した。米新規失業保険申請件数は524.5万件まで減少したが、新型コロナウイルスによって雇用が急速に失われている状況に変化はない。


ニューヨーク金先物6月限は続落、金6月限終値は1731.70ドル、8.50ドル安

ドル高を受けて調整局面を継続した。米経済指標が悪化したが、ラガルド欧州中央銀行総裁の発言でユーロ圏経済の大幅な縮小に対する懸念も出ており、リスク回避のドル高となった。