投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

5月21日

投資被害について

ニューヨークダウ369ドル高、経済活動の再開で見通し改善

米国株式相場は反発

ダウ平均は369.04ドル高の24575.90ドル、ナスダックは190.67ポイント高の9375.78ポイントで取引を終了した。
大手小売各社の好調な決算発表を受けて、上昇して寄り付いた。全米50州で一部経済活動について規制の緩和や再開が発表されたほか、4月開催の連邦公開市場委員会議事録で、連銀が追加緩和に前向きである方針が確認され、引けにかけても堅調推移となった。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円53銭で引けた

4月開催の米連邦公開市場委員会議事要旨で、ウイルスが経済に重くのしかかり中期的に異例な不透明感や著しいリスクに対処すべく、追加緩和の手段を協議したことが明らかになると、金利先安感に伴うドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物7月限は大幅続伸、原油7月限終値は33.49ドル、1.53ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が2週連続で減少し、新型コロナウイルスの流行によってだぶついた需給が改善する兆候があることが相場を一段と押し上げた。米原油生産量は日量1150万バレルまで一段と減少したほか、製油所稼働率は69.4%まで上昇した。コロナショックによって、来月にかけて米国のシェールオイル生産量はさらに減少する見通し。

ただ、石油製品需要は前週比22万8000バレル減の日量1658万6000バレルと回復が一巡。前週比でガソリン在庫は増加しており、製油所稼働率がはっきりと上向くほど石油製品の在庫取り崩しは進展していない。留出油の在庫は一段と増加し、2017年3月以来の高水準となった。

米疾病対策センターの発表によると、米国の新型コロナウイルスの新規感染者数は17日に1万3284人まで一時減少したが、2万人超の感染者が見つかる日々が続いており、感染者数は十分に抑制されていない。米国では経済活動が再開されているものの、石油需要の回復見通しは不透明。


ニューヨーク金先物6月限は小幅高、金6月限終値は1752.10ドル、6.50ドル高

クドロー米国家経済会議委員長が「新型コロナウイルス感染で中国は多くの間違いを犯した」と述べ、米中関係の悪化に対する懸念が残った。ただ米中の通商合意が危険にさらされることはないとした。一方、英中銀総裁がマイナス金利を否定しないと述べたことや、経済活動再開に対する期待感からドル安に振れたことも金の支援要因になった。