投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

8月26日

投資被害について

ニューヨークダウ60ドル安、ハイテク株が支える

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は60.02ドル安の28248.44ドル、ナスダックは86.75ポイント高の11466.47ポイントで取引を終了した。
7月新築住宅販売件数や8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回る結果となった一方で、8月消費者信頼感指数が予想外に6年ぶりの低水準に悪化したことを懸念し寄り付き後に下落した。しかし、強いハイテク株に支えられ引けにかけては下げ幅を縮小。ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円39銭で引けた

7月米新築住宅販売件数と8月リッチモンド連銀製造業指数の改善を好感したドル買いが優勢となった。米中高官の協議で第1段階貿易協定の存続が確認されたことから、リスク選好の円売りも強まった。しかし、8月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は予想外に悪化し、6年ぶりの低水準に落ち込んだほか、2年債入札の好調な結果を受けて米債利回りは伸び悩み、ドル買いは一段落した。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は43.35ドル、0.73ドル高

米ガルフで発生した熱帯性低気圧の1つ、「ローラ」がハリケーンに発達し、オフショアの石油施設、内陸の製油所ともに稼働停止が拡大していることで、買い意欲が強まった。
ただ、ダウ平均株価が軟調なことや、指標の10月限が今月の高値に届かなかったことで、チャート面からの買い圧力はそれほど強まらず、上げ幅自体はあまり大きくならなかった。

10月限は、アジアの時間帯~欧州の時間帯の時間外取引では、42ドル台前半~半ばでおおむね弱含みに推移して、この時に付けた42.31ドルがこの日の安値となった。そのあと米国の時間帯に入ると、一気に騰勢を強めて、43ドル台乗せから43ドル台半ばまで上昇した。しかしこの時に付けた43.57ドルが結局、この日の高値となり、5日に付けた今月の高値の43.68ドルには届かず、その後は一時42.80ドル台割れまで急落。ただ、すぐにV字型の切り返しとなり、43.30ドル台まで戻している。

米海洋気象局のハリケーンセンターによると、米ガルフ上のハリケーン「ローラ」は今後一両日中にカテゴリー3まで発達する見込み。現在の最大風速は秒速33メートルだが、同50メートル程度まで発達するという。現在の中心はガルベストンから南東900キロの海上にあり、時速約26キロで北西に進んでおり、27日にヒューストンとニューオーリンズの間の沿岸地域に上陸する見込みという。

これにより、米ガルフではさらに石油施設の操業停止を余儀なくされており、オフショア石油生産施設の約82%が閉鎖されて、日量約150万バレルの稼働が停止している。なお、15年前に未曾有の被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」の時は約90%が閉鎖された。
また、内陸の製油所の稼働停止も日量180万バレルに達しているという。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1923.10ドル、16.10ドル安

7月の米新築一戸建て住宅販売戸数が13年半ぶりの高水準となったことが圧迫要因になった。ただ米消費者信頼感指数の低下で米経済の先行き懸念が残り、ドルの戻りが売られると、下げ一服となった。