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10月28日

投資被害について

ニューヨークダウ222ドル安、消費者信頼感の悪化もハイテクが下支え

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は222.19ドル安の27463.19ドル、ナスダックは72.41ポイント高の11431.35ポイントで取引を終了した。
10月消費者信頼感指数が、前月からの上昇予想に反して低下したため、経済をけん引する個人消費への懸念が広がり下落して寄り付いた。フランスで新型ウイルス感染死者数が4月来の高水準に達するなど、ウイルス拡大への警戒感に加えて、早期の追加経済対策への期待も後退し、引けにかけては下げ幅を拡大した。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円46銭で引けた

米10月消費者信頼感指数は上昇予想に反して下落したこと、新型コロナウイルスの再拡大や早期追加経済対策成立への期待が後退し、米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は反発、原油12月限終値は39.57ドル、1.01ドル高

熱帯性暴風雨「ゼータ」が米メキシコ湾岸に向かっており、米原油生産量が一時的に減少していることが相場を押し上げた。「ゼータ」はカテゴリー1のハリケーンまで勢力を強め、ルイジアナ州ニューオーリンズ付近に上陸する見通し。

米内務省安全環境執行局によると、米国の海上油田の49%がすでに生産を停止しており、日量91万5000バレルの減産となっている。ただ、ロイター通信の報道によると「ゼータ」の進路付近にある少なくとも5つの製油所は稼働を続けるもよう。

世界的に新型コロナウイルスが再流行し、欧州を中心に経済活動が抑制されていることは重し。石油需要の下振れ見通しが強まっている。世界全体の感染者数の伸びは再び加速する方向にある。ロシア、フランス、スペイン、英国、イタリアなどでは一日あたりの感染者数が急拡大している。


ニューヨーク金先物12月限はやや強含み、金12月限終値は1911.90ドル、6.20ドル高

時間外取引では、1900ドル割れとなる場面があったが、ドル高一服から押し目買いの動きは根強く、下値を切り上げ、1904ドル台に戻した。日中取引では、ドルが弱含み商状で推移に支援された。11月3日に米大統領選挙を控え、買い玉の整理の動きもあり、上げ幅は限定的ながら中盤から後半にかけてもジリ高となり、堅調に引けた。欧米での新型コロナウィルス感染第3波から景気への先行き不安から金を安全資産として買う動きが感じられた。
時間外取引の高値1913ドルをわずかに上抜き、1913.8ドルの高値をつけたが、23日の高値1917.3ドルにさえ届かず。米10年債利回り低下も支援材料となったが、ユーロドルが小動きのため、上伸力を欠いた。