投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

2月2日

投資被害について

ニューヨークダウ229ドル高、投機による金融システムへのリスクは限定的

米国株式相場は反発

ダウ平均は229.29ドル高の30211.91ドル、ナスダックは332.70ポイント高の13403.39ポイントで取引を終了した。
追加経済対策への期待に寄り付き後、上昇した。前週に相場の混乱を招いた個人投資家による投機的売買や投資家による空売りの手仕舞いも一巡したほか、金融システムに与える影響は限定的との見方が広がり安心感からリスクオフムードも和らぎ終日堅調に推移。引けにかけ、ハイテク株の上昇がけん引し上げ幅を拡大した。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円94銭で引けた

米国株式相場の反発でリスク回避の円買いが後退したほか、追加経済対策を巡りバイデン大統領が共和党上院議員と代替案の協議をするなど、何らかの進展を期待して成長見通しが改善した。また、1月米供給管理協会製造業景況指数において価格上昇圧力が示されたことなどを背景にドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物3月限は大幅反発、原油3月限終値は53.55ドル、1.35ドル高

米エネルギー情報局が発表している週報で原油在庫が減少を続けており、今週発表分でも在庫が引き締まると期待されている。昨年からのコロナ禍で米国の過剰在庫は一時増加したが、昨年後半からは取り崩しが続いている。今月、来月とサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を行うことも、米国の需給改善に寄与する見通し。

主要国の中銀が政策金利を過去最低水準に当面据え置く見通しのなかで、流動性相場が顕著になりつつあることも支援要因。米株式市場では個人投資家による株価の釣り上げが目を引く社会現象となっているほか、投機性の強い銀相場の急騰でコモディティ市場への資金流入が強まるとの思惑が強まっている。

積極的に新型コロナウイルスのワクチン接種が行われているイスラエルで感染者数の伸びが鈍化し続けていることも支援要因。副反応に対する警戒感はあるものの、ワクチンによるコロナ禍の脱出が期待されている。イスラエルのワクチン接種率は53.58%まで上昇。


ニューヨーク金先物4月限は続伸、金4月限終値は1863.90ドル、13.60ドル高

個人投資家の銀買いを受けて買い優勢で始まった。株安が一服し、リスク回避の動きに対する警戒感が後退したことも支援要因になったが、独小売売上高指数の低下を受けてドル高に振れると、上げ一服となった。