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2月18日

投資被害について

ニューヨークダウ90ドル高、インフレ懸念が再燃

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は90.27ドル高の31613.02ドル、ナスダックは82.00ポイント安の13965.50で取引を終了した。
1月の生産者物価指数が予想を大幅に上回ったためインフレ懸念が再燃し寄り付き後、下落した。1月の小売売上高や12月の鉱工業生産がともに予想を上回るも相場の反応は限定的だったが、連邦準備制度理事会が公表した1月下旬開催の連邦公開市場委員会議事要旨の中で金融緩和を当面維持する方針を再表明すると、ダウは上昇に転じた。引けにかけ上げ幅を拡大し史上最高値を更新して終了。ナスダックは終日軟調推移となった。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円87銭で引けた

予想を大きく上回った1月生産者物価指数や1月小売売上高を受けてドル買いが加速。ただ、米国の電力不足などを警戒してリスク回避の円買いが優勢となったことや、米連邦準備制度理事会が公表した1月開催の連邦公開市場委員会議事要旨で「目標達成には程遠く金融緩和の持続が適切」との見方が再確認されたため、ドルの上値は重くなった。


ニューヨーク原油先物4月限は続伸、原油4月限終値は61.16ドル、1.08ドル高

石油輸出国機構プラスによる減産や、新型コロナウイルスのワクチンによる経済活動の正常化で需要回復が鮮明となり、需給が改善していくと期待されている。米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道でサウジアラビアが4月以降の増産を検討していると伝わったものの、上昇基調は崩れなかった。サウジは来月の産油国会合で増産を表明する計画であるという。石油輸出国機構プラスが日量720万バレルの減産目標を維持しているなかで、2月、3月とサウジは日量100万バレルの自主減産を行うが、4月以降は不明。

サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は新型コロナウイルスに対する勝利を宣言するのは時期尚早であると述べたほか、主要産油国は引き続きかなり慎重であるべきとの認識を示した。同エネルギー相は米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道を否定しなかったものの、予測不可能な決定を見通す試みをしないよう求めた。

寒波に見舞われた米テキサス州で原油や石油製品の生産が一部不能となっていることも引き続き支援要因。米テキサス州では大幅な気温低下が一巡した後も例年と比較してかなり寒く、生産停止が長引くことが警戒されている。報道によると、日量350万バレル規模の原油生産が停止しているという。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1772.80ドル、26.20ドル安

米卸売物価指数や米小売売上高が事前予想を上回り、米国債の利回り上昇からドル高に振れたことが圧迫要因になった。