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3月24日

投資被害について

ニューヨークダウ308ドル安、欧州の景気回復の遅れや原油安を警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は308.05ドル安の32423.15ドル、ナスダックは149.84ポイント安の13227.70で取引を終了した。
欧州で新型コロナウイルスが収束せずドイツが都市封鎖を延長するなど、世界経済の回復に不透明感が広がり、寄り付き後、下落した。長期金利の低下にもかかわらず四半期末にかけたリバランスなども影響しハイテク株も下落。引けにかけて、原油価格の下落、北朝鮮が短距離ミサイルを先週末に発射したとの報道を受けた地政学的リスク上昇への警戒感も強まり、下げ幅を拡大した。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円63銭で引けた

パウエル米連邦準備制度理事会議長のイエレン財務長官との下院証言でのハト派発言を織り込み、米国債相場は堅調に推移。長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。しかしながら、対欧州通貨でのドル高に連れたドル買い・円売りが下値を支えた。


ニューヨーク原油先物5月限は大幅下落、原油5月限終値は57.76ドル、3.80ドル安

インドや欧州で新型コロナウイルスが再流行していることが重しとなった。世界的な景気や石油需要の回復見通しが圧迫されている。感染が再び拡大しているドイツでは都市封鎖を延長することが決まった。欧州連合と英国がワクチン確保を巡って対立しており、各国の集団免疫の獲得時期が不透明であることも懸念要因。

ドル高や円高、米長期債利回りの低下、株安など金融市場全体がリスク回避となったことも原油を押し下げた。米長期債利回りは一時1.62%付近まで低下したが、これを好感する動きは見られなかった。

来週の産油国会合を控え、アラブ首長国連邦のマルズーイ・エネルギー相は市場が処理できる以上の原油を石油輸出国機構プラスが供給する可能性は低いと述べた。31日に石油輸出国機構プラスの共同閣僚監視委員会、1日に閣僚会合が行われる。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1725.10ドル、13.00ドル安

ドイツのメルケル首相は都市封鎖を4月18日まで延長すると発表した。欧州の景気の先行き懸念からリスク回避の株安・ドル高となり、金の圧迫要因になった。