投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

5月28日

投資被害について

ニューヨークダウ141ドル高、労働市場の改善に期待

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は141.59ドル高の34464.64ドル、ナスダックは1.72ポイント安の13736.28で取引を終了した。
朝方発表された週次新規失業保険申請件数がパンデミックが始まって以来の最低水準に改善し、市場予想をも下回ったため、労働市場の改善が加速しているとの見方から、寄り付き後、上昇。景気敏感株を中心に買われた。一方、長期金利が上昇したことはナスダックの重石に。おおむねプラス圏で推移するも引けにかけて前日の終値近辺でもみ合い、わずかに下落して取引を終えた。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円84銭で引けた

この日発表された米国の経済指標は強弱まちまちの結果だったが、「バイデン大統領がインフラ拡充に6兆ドルの予算提案へ」との報道をきっかけに長期金利が上昇したとみられ、ドル買いが優勢になった。また、日本の緊急事態宣言の延長が決定的なことや米株高を受けて、円売りも強まったもよう。


ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は66.85ドル、0.64ドル高

発表された一連の米経済指標が堅調だったことが手がかり。1-3月期の米国内総生産で個人消費が上方修正されたほか、米新規失業保険申請件数はパンデミック後の最低水準を更新し、雇用環境が一段と改善している。4月の米耐久財受注額は自動車向けの半導体不足を受けて総合が前月比で減少した一方、輸送用機器を除くコアは引き続き増加した。民間設備投資の先行指標であるコア資本財の受注は前月比2.3%増と、伸びが一段と加速している。

世界第3位の原油輸入国であるインドで新型コロナウイルスの流行がやや落ち着きつつあることも支援要因。一日あたりの感染者数はピークの40万人超から20万人程度まで鈍化した。ただ、大規模な人口を抱えるインドのワクチン接種ペースは遅く、再流行のリスクは払拭されていない。

来週1日には石油輸出国機構プラスの閣僚会合を控えている。イラン核合意が修復された後、イランは増産するとみられているものの、関係筋によると石油輸出国機構プラスは合意した増産を続ける見通し。先月、石油輸出国機構プラスは5~7月にかけてサウジアラビアの自主減産を含めて日量200万バレル超の減産を取りやめることを決定 している。


ニューヨーク金先物8月限は小幅安、金8月限終値は1898.50ドル、5.30ドル安

米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れたことに上値を抑えられた。ただ米国内総生産改定値で個人消費が上方修正されたことや米新規失業保険申請件数の改善で景気回復期待も強く、リスク選好の株高からドル高が一服し、金は下げ一服となった。