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6月11日

投資被害について

ニューヨークダウ19ドル高、長期金利低下でハイテク株に買い

米国株式市場は反発

ダウ平均は19.10ドル高の34466.24ドル、ナスダックは108.58ポイント高の14020.33で取引を終了した。
朝方発表された5月米消費者物価指数は市場予想を上回ったものの、連邦準備制度理事会が金融緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められ、買いの安心感が広がった。週次新規失業保険申請件数も市場予想は上回ったものの、前週より減少し、労働市場の回復が続いていることが確認された。足元で売られていた景気敏感株が買い戻され、長期金利の低下はハイテク株など、株価収益率の高い銘柄への買いを誘った。ダウは引けにかけて上げ幅を縮小し小幅高、ナスダックは終日堅調に推移した。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円32銭で引けた

米国の5月消費者物価指数の予想を上回る伸び拡大、週次新規失業保険申請件数の一段の減少を受けて、ドル買いが先行。その後、今週の国債入札を順調に終えて10年債利回りが1.43%台まで低下し、ドル売りになった。


ニューヨーク原油先物7月限はやや反発、原油7月限終値は70.29ドル、0.33ドル高

新型コロナウイルスの流行を克服しつつある主要国では経済活動が再開に向かっており、石油需要が回復する見通しであることが引き続き相場を押し上げた。米新規失業保険申請件数は新型コロナウイルスがパンデミックした後の最低水準を更新し、雇用創出の分岐点とされる40万件を下回って改善を続けている。

今週の米エネルギー情報局の週報で石油製品の需要は低調だった一方、石油輸出国機構は今年の需要見通しを従来の日量9646万バレルから同9658万バレルに上方修正した。1-3月期は下方修正となったが、4-6月期以降は引き上げられている。経済協力開発機構加盟国の4月の商業在庫は前月比640万バレル減の29億6200万バレルとなり、2016~2020年の平均値を下回っている。

米国がイラン元当局者など3名や、2つの企業に対する制裁を解除したことでイランの原油制裁の解除が連想されたことから相場は一時急落したものの、今回の制裁解除はイラン核合意の修復協議とは関連がないと発表されている。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1896.40ドル、0.90ドル高

5月の米消費者物価指数が前年同月比5.0%上昇と予想以上に上昇し、発表直後はドル高に振れた。ただインフレは一時的との見方から米国債の利回りが低下すると、ドル高が一服し、金の押し目が買われた。