6月24日
投資被害について
ニューヨークダウ71ドル安、ハイテク株への移行が再燃
米国株式市場はまちまち
ダウ平均は71.34ドル安の33874.24ドル、ナスダックは18.46ポイント高の14271.73で取引を終了した。
連邦準備制度理事会が当面、大規模緩和を維持するとの期待感に寄り付き後、上昇。金利の上昇も限定的となるとの見方を背景に、景気循環株からハイテク株への投資資金の移行が再燃し、ダウは下落に転じた。ハイテク株は終日買われ、ナスダック総合指数は連日終値で史上最高値を更新。
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円98銭で引けた
米5月新築住宅販売件数は前月から減少したため、ドル売りが優勢となったが、リスク選好の円売りやさえない5年債入札を受けた長期金利の上昇に伴うドル買いが観測されており、ドルは底堅い動きとなった。
ニューヨーク原油先物8月限は小幅高、原油8月限終値は73.08ドル、0.23ドル高
米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が5週連続で減少し、2020年3月以来の低水準となったことが買い手がかり。需要拡大に合わせて製油所への原油投入量が上向いていることから、原油在庫が引き締まっている。製油所稼働率は92.2%と前週の92.6%からやや低下したが、上昇基調を維持。米原油生産量は前週比で日量10万バレル減の同1110万バレルと、原油高のなかでも引き続き伸び悩んでいる。
米エネルギー情報局週報で石油製品需要は日量2075万1000バレルと、節目である同2000万バレルを2週連続で上回った。時期的な要因もあってガソリン需要が日量944万バレルと堅調だったほか、ジェット燃料需要は日量158万4000バレルと、昨年3月以来の高水準となった。
来週の石油輸出国機構プラスの会合で、8月以降の段階的な増産が合意に至る可能性が高いと伝わっていることは重し。5~7月にかけての増産ペースから大きくかい離することはないと想定されているものの、慎重な雰囲気は上値を抑えた。
ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1783.40ドル、6.00ドル高
前日のパウエル米連邦準備制度理事会議長の議会証言で性急な利上げは実施しないとされ、ドル安に振れたことや、ユーロ圏の総合購買担当者景気指数速報値の上昇を受けて堅調となった。ただ日中取引でドル高に転じると、戻りを売られた。