6月25日
投資被害について
ニューヨークダウ322ドル高、インフラ投資計画合意で回復期待高まる
米国株式市場は上昇
ダウ平均は322.58ドル高の34196.82ドル、ナスダックは97.98ポイント高の14369.71で取引を終了した。
連邦準備制度理事会が当面緩和策を維持するとの期待に寄り付き後、上昇。バイデン大統領がインフラ投資計画で超党派上院議員との会談後、合意を発表すると、景気回復期待が一段と強まり、景気循環株が再び買われ相場を一段と押し上げた。また、長期金利の安定で、ハイテク株の買いも継続し、ナスダック総合指数は3日連続で史上最高値を更新し終了。
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円88銭で引けた
新規失業保険申請件数は予想を上回ったため、労働市場の改善に懐疑的見方が広がり、ドル売りが優勢となった。その後、バイデン大統領が超党派上院議員とインフラ計画の骨組みで合意したと発表し、米国経済の回復ペースが速まるとの期待でドル買いが再燃した。
ニューヨーク原油先物8月限は小幅続伸、原油8月限終値は73.30ドル、0.22ドル高
新型コロナウイルスの流行を克服し、年後半にかけて石油需要の回復が本格化すると期待されていることが相場を支えた。世界最大の石油消費国である米国では需要が上向く兆候が米エネルギー情報局の週報に現れている。米国では経済活動が正常化していることから、ジェット燃料需要にも回復の兆しがある。
来週、石油輸出国機構プラスが8月以降の段階的な増産を決定する見通しだが、需給バランスは需要超過のまま推移すると想定されている。世界的な石油在庫の指標である経済協力開発機構加盟国の商業在庫は4月にかけて減少を続け、過去5年平均を下回っているが、需要回復と石油輸出国機構プラスの限定的な増産でさらに引き締まっていくと期待されている。
原油高のなかでも米国の原油生産量が低迷したままであることや、イランの増産時期が不透明であることも支援要因。先週のイラン大統領選を経て、米国はイラン核合意の修復協議の再開準備を進めているが、短期間で交渉が成立することはないとみられている。
ニューヨーク金先物8月限は小幅安、金8月限終値は1776.70ドル、6.70ドル安
イングランド銀行は金融政策委員会で物価上昇は「一時的」とし、金融政策を維持した。英国債の利回りが低下し、ポンド主導でドル高に振れた。また米金融当局者のタカ派発言に対し、欧州中央銀行は金融政策を維持するとの見方からユーロが下落するとの見方も金の圧迫要因になった。