9月28日
投資被害について
ニューヨークダウ71ドル高、経済活動再開への期待再燃
米国株式市場はまちまち
ダウ平均は71.37ドル高の34869.37ドル、ナスダックは77.73ポイント安の14969.97で取引を終了した。
世界のパンデミックの状況改善で、経済活動再開への期待が強まり、寄り付き後上昇。8月耐久財受注速報値が予想を上回ったほか、金利の上昇や原油高を受け、景気循環株の買いが目立ち、ダウは終日堅調に推移した。一方、金利の上昇でハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円01銭で引けた
米連邦準備制度理事会は近く資産購入額を縮小するとの思惑に加え、米8月耐久財受注速報値は予想を上回り、さらに、原油高や米国債入札を織り込んだ金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、米9月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化したため、ドル買いはやや後退した。
ニューヨーク原油先物11月限は堅調推移、原油11月限終値は75.45ドル、1.47ドル高
新型コロナウイルスが根強く流行するなかでも主要国の需要回復が続いており、世界的な需給が引き締まっていくと期待されている。世界最大の石油消費国である米国などで需要が上向いている反面、石油輸出国機構プラスの増産が不十分であるとみられていることも支援要因。一部の産油国では投資不足やメンテナンスで生産量を十分に拡大できていない。ハリケーンによる被害から米国の生産量も伸び悩んでいる。
石油輸出国機構プラスは来週4日に閣僚会合を行う。月次で日量40万バレル増産する計画に変更はない見通し。主要産油国の当局者から合意済みの方針変更を意図した発言は出ていない。
今週の米エネルギー情報局の週報でも、米原油生産量はハリケーン「アイダ」が襲来する前の水準には回復できない見通し。一方、ハリケーン後は製油所稼働率の回復のほうが早いことから、原油在庫の取り崩しが続くとみられている。米原油在庫は2018年以来の低水準で推移。
ニューヨーク金先物12月限は上げ渋り、金12月限終値は1752.00ドル、0.30ドル高
中国恒大集団に対する懸念などを受けて押し目を買われた。ただ米連邦準備制度理事会の量的緩和の縮小見通しを受けてドル高に振れると、上げ一服となった。