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10月26日

投資被害について

ニューヨークダウ64ドル高、政府歳出案の合意に期待

米国株式市場は上昇

ダウ平均は64.13ドル高の35741.15ドル、ナスダックは136.51ポイント高の15226.71で取引を終了した。
主要ハイテク企業の決算を控えて、寄り付き後、上昇。歳出案を巡り、規模が大き過ぎるとして今まで反対姿勢を示していた民主党の穏健派マンチン上院議員が今週中の合意の可能性に言及したため期待感から終日堅調に推移した。ダウは史上最高値を更新して終了。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円71銭で引けた

ニューヨーク原油先物が7年ぶりの85ドル台に達するとドル買い・円売りが強まったのち、原油高は一服、さらに、米9月シカゴ連銀全米活動指数が予想外にマイナスに落ち込んだためドル買いは後退。その後、米10月ダラス連銀製造業活動指数が予想以上に上昇したため、ドルは再び上昇した。


ニューヨーク原油先物12月限は横ばい、原油12月限終値83.76ドル、0.00ドル

コロナ後の需要回復に対して石油輸出国機構プラスの増産ペースが限定的であることから、供給不足が続くと見られているものの、2014年10月以来の高値を更新した後に失速して引けた。原油高によって主要国の景気回復が鈍ることによる需要見通しの悪化が警戒されている。10月のドイツIfo景況感指数は4ヶ月連続で低下した。

来週11月4日の石油輸出国機構プラスの閣僚会議を控えた利益確定の売りも重し。ノバク露副首相は石油輸出国機構プラスは日量40万バレルの増産ペースを据え置くと想定していると述べたものの、来年以降の増産ペースについては不透明。12月の増産幅は日量40万バレルでこれまで通りと見られているが、来年以降については12月の会合で協議される見通し。石油輸出国機構プラスは協調減産の解消を目指している。

原油高でも供給が増えない見通しであることは引き続き支援要因。世界最大の産油国である米国の生産量は今週の米エネルギー情報局の週報でも停滞しているとみられている。これまで米国の石油産業が原油相場の行き過ぎを調節してきたものの、石油投資が縮小に向かっていることが生産拡大を抑制している。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1806.80ドル、10.50ドル高

米国債の利回り上昇が一服したことが支援要因になった。11月の米連邦公開市場委員会で量的緩和の縮小開始に着手することが見込まれているが、利上げはまだ先とみられており、米国債の利回り上昇が一服した。一方、イエレン米財務長官はインフレが2022年半ばまで続くとの見通しを示しており、金を買い戻す一因となった。