11月2日
投資被害について
ニューヨークダウ94ドル高、企業決算好感した買いが継続
米国株式市場は続伸
ダウ平均は94.28ドル高の35913.84ドル、ナスダックは97.52ポイント高の15595.91で取引を終了した。
11月に入り新規投資や良好な企業決算を好感した買いが続き、寄り付き後上昇。高値付近からは利益確定の売りが重しとなり一時下落に転じるも押し目での買い意欲も強く上げを回復。電気自動車テスラの上昇にも支援され引けにかけて上げ幅を拡大し、主要株式指数は連日で史上最高値を更新して終了した。
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円02銭で引けた
この日発表された10月供給管理協会製造業景況指数は9月実績を下回ったことや、米10月マークイット製造業購買担当者景気指数改定値の下方修正を受けて、製造業の業況改善への期待は低下し、ドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物12月限は強含み、原油12月限終値は84.05ドル、0.48ドル高
コロナショック後の需要回復が続く一方、石油輸出国機構プラスが増産ペースを維持し、供給不足が続くとみられていることが相場を押し上げた。エネルギー高を背景に主要国から石油輸出国機構プラスに対して批判が強まっているものの、今週4日の会合で石油輸出国機構プラスは追加増産を行わないと想定されている。石油輸出国機構加盟国であるイラクやクウェートは日量40万バレルの増産ペースを維持することを支持している。
中国政府がガソリンやディーゼル燃料の備蓄を放出したと発表したことは一時的に相場を圧迫したものの、売りは続かず。備蓄を利用して瞬間的に供給を増やしても、供給不足の需給バランスに変化はない見通し。
10月の石油輸出国機構の生産量の伸びが限定的だったと伝わったことは支援要因。合意している石油輸出国機構の増産ペースは月次で日量25万4000バレルだが、10月は前月比で日量19万バレル増にとどまったもよう。ロイター通信が伝えた。一部の産油国で増産余力が乏しくなっている。
ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1795.80ドル、11.90ドル高
米供給管理協会製造業景気指数の低下やドル安が支援要因になった。ただ米供給管理協会製造業景気指数が事前予想を上回った。今週の米連邦公開市場委員会では量的緩和の縮小開始が発表されるとみられている。