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12月9日

投資被害について

ニューヨークダウ35ドル高、ワクチンへの期待

米国株式市場は続伸

ダウ平均は35.32ドル高の35754.75ドル、ナスダックは100.07ポイント高の15786.99で取引を終了した。
製薬会社のファイザーとバイオのバイオンテックが試験の暫定結果として、同社製ワクチンの3回目の投与でオミクロン変異株に効力がある可能性を指摘したため投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。ハイテクの買いも引き続き強く相場を支え、終日堅調に推移した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭で引けた

製薬会社のファイザーとバイオ、ビオンテックが同社製ワクチンを巡る検査の暫定結果で、3回目投与でオミクロン変異株を中和すると発表したため、景気回復への懸念が後退。金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、株安に連れリスク回避の円買いが優勢となり、ドルは伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物1月限は小幅高、原油1月限終値は72.36ドル、0.31ドル高

新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株に対する警戒感が後退していることが相場を押し上げた。オミクロン株が見つかった南アフリカでは感染者数の拡大が続いているものの、重症化しにくいとみられていることから、需要下振れ懸念が和らいでいる。

ただ、英国では新型コロナウイルス対策の強化が発表されるなど、弱毒性であるとみられているオミクロン株に対する警戒感が実際に後退していないことは重し。ジョンソン英首相は在宅勤務を促し、大規模イベントでのワクチンパスポートの活用を義務付ける。米ファイザーはオミクロン株に対する中和抗体を高めるには武漢株ワクチンのブースター接種が必要であるとした。また、同社はオミクロン株対応のワクチンは来年3月までに用意できる見通し。

米エネルギー情報局が発表した週報を手がかりとした反応はあまり見られなかったが、米原油生産量は日量1170万バレルまで増加した。昨年、新型コロナウイルスがパンデミックしたことで生産量は落ち込んだが、回復の兆しが強まっている。製油所稼働率は89.8%まで上昇しており、原油在庫の取り崩し圧力が強まっている一方、製品の供給量は上向き。


ニューヨーク金先物2月限は伸び悩み、金2月限終値は1785.50ドル、0.80ドル高

ジョンソン英首相が新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染拡大に対する制限措置を発表するとしたことが圧迫要因になったが、米ファイザーが3回目のワクチン接種でオミクロン株に対しても高い効果があるとし、リスク回避の動きが一服したことが下支えになった。