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7月28日

投資被害について

ニューヨークダウ436ドル高、利上げペース鈍化期待

米国株式市場は反発

ダウ平均は436.05ドル高の32197.59ドル、ナスダックは469.85ポイント高の12032.42で取引を終了した。
主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。また、上院が520億ドル規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。その後、連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。サプライズなく買いが継続したほか、パウエル議長が消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため金利が低下、引けにかけて買い戻しに拍車がかかった。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円60銭で引けた

米6月耐久財受注速報値や6月卸売在庫速報値が予想を上回り、第2四半期国内総生産のプラス成長改善期待が強まるとドル買いが優勢となった。連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で市場の予想通り6月に続き0.75%利上げを決定。さらにインフレが目標値にほど遠く利上げを継続することが適切としたためドル買いが一段と強まった。その後、パウエル議長が米国経済には柔軟性があり景気後退は予想していないが、支出、生産、労働市場にも減速の兆候があると指摘、今後の異例な大幅な利上げはデータ次第としたため、9月の大幅利上げ確率が低下、2年債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物9月限は反発、原油9月限終値は97.26ドル、2.28ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、石油製品需要は全体で日量1997万6000バレルと前週比で減少し、依然として低調だったが、ガソリン需要が同924万5000バレルまで増え、2週連続の増加となったことが相場を押し上げた。ガソリン小売価格の低下が需要を下支えしている。原油と石油製品の輸出量の合計が日量1086万8000バレルまで増加し、過去最高水準を更新したことも支援要因。

米エネルギー情報局週報で製油所稼働率は92.2%まで低下。原油生産量は日量1210万バレルと、コロナショック後の過去最高水準で推移。ガソリンや留出油の在庫は増加傾向にあったものの、このところは回復が一巡しており、過去5年のレンジ下限を引き続き下回っている。

米連邦公開市場委員会後に会見したパウエル米連邦準備制度理事会議長の発言からタカ派色がやや後退したことは、株式などリスク資産全体を押し上げた。同議長は必要なら大幅利上げを繰り返すが、ある時点から利上げを抑制することが適切であると述べた。最近数カ月間でソフトランディングがより困難になったとも語った。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1719.10ドル、1.40ドル高

米連邦公開市場委員会で75ベーシスポイント利上げが決定された。ただパウエル米連邦準備制度理事会議長が利上げペースを減速させることが適切となる公算と述べると、ドル安に振れ、金が買い戻された。