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8月23日

投資被害について

ニューヨークダウ643ドル安、ジャクソンホール会議への警戒感強まる

米国株式市場は続落

ダウ平均は643.13ドル安の33063.61ドル、ナスダックは323.64ポイント安の12381.57で取引を終了した。
ジャクソンホール会議を控え連邦準備制度理事会のタカ派姿勢を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。長期金利が1カ月ぶり高水準で推移したため、ハイテク株も売られ、更なる売り圧力となった。引けにかけ主要株式指数は下げ幅を拡大。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円49銭で引けた

米7月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3カ月ぶりのプラスに改善したほか、ジャクソンホール会合を控え、連邦準備制度理事会の積極的な利上げを織り込む長期金利の上昇に伴うドル買いが加速。


ニューヨーク原油先物10月限はもみ合い、原油10月限終値は90.36ドル、0.08ドル安

来月の米連邦公開市場委員会でも0.75%の積極的な利上げが続く可能性が高く、景気悪化による需要下振れ懸念が根強いことが重しとなった。今週末のジャクソンホール会合におけるパウエル米連邦準備制度理事会議長の講演を控えて警戒感が強く、米株式市場は下落した。

ただ、石油輸出国機構の舵取り役であるサウジアラビアが減産を示唆したことが相場を支え、値動きは荒かった。サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は、景気懸念や先物市場における流動性の低下が原油安を促している一方、現物市場のタイトさを反映していないと指摘した。

中国人民銀行が中国最優遇貸出金利の1年物を7カ月ぶりに引き下げたことは支援要因。中国政府は景気悪化による痛みを緩和しようとしている。ただ、景気を圧迫しているゼロコロナ政策が続く見通しであることから、中国経済の不透明感は根強い。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1748.40ドル、14.50ドル安

ジャクソンホール会議を控えてパウエル米連邦準備制度理事会議長のタカ派発言が警戒されるなか、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。天然ガス高騰で欧州経済に対する懸念が出ており、ユーロドルのパリティ割れが長期化するとの見方も金の下げ要因になった。