10月20日
投資被害について
ニューヨークダウは99ドル安、長期金利上昇を警戒
米国株式市場は反落
ダウ平均は99.99ドル安の30423.81ドル、ナスダックは91.89ポイント安の10680.51で取引を終了した。
企業決算を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇で警戒感が再燃し、下落に転じた。引けにかけて金利が一段と上昇すると、主要株式指数も一段安となり終了。
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円87銭で引けた
米9月住宅着工件数は予想を下回ったものの住宅建設許可件数が予想外に前月から増加したほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言や各国のインフレ指標で物価の伸びが一段と拡大したことが影響し米連邦準備制度理事会の大幅利上げ観測も強まり、10年債利回りが2008年来の高水準となるとドル買いに拍車がかかった。20年債入札も低調でドル買いをさらに支援した。
ニューヨーク原油先物12月限は大幅高、原油12月限終値は84.52ドル、2.45ドル高
供給ひっ迫懸念が買い戻しを誘った。世界的にディーゼル燃料を含む留出油の在庫が低水準で推移しており、北半球の冬場にかけての供給不足が意識されている。米エネルギー情報局の週報で製油所稼働率は89.5%まで低下し、留出油在庫の積み増しが行われるような兆候は見られない。ニューヨーク港におけるヒーティングオイルやディーゼル燃料のスポット価格は先月から再び上昇する傾向にある。
バイデン米政権が戦略石油備蓄の過去最大規模の取り崩しを続けており、1億8000万バレルの放出計画の売れ残りである1500万バレルの売却を発表している反面、いずれ補充する必要があることは支援要因。ホワイトハウスによると、原油価格が1バレル=67~72ドル以下に下落した場合に買付を行う見通し。
ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1634.20ドル、21.60ドル安
9月の米住宅着工件数は前月比8.1%減の143万9000戸となり、事前予想の147万5000戸を下回った。集合住宅が予想を上回る落ち込みとなった。ただ米着工許可件数は1.4%増の156万4000戸となり、米国債の利回りが上昇した。