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4月6日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、ディフェンシブ銘柄が下支え

ダウ平均は80.34ドル高の33,482.72ドル、ナスダックは129.46ポイント安の11,996.86で取引を終了した。
ADP雇用統計や供給管理協会非製造業景況指数が冴えず、追加利上げへの警戒感が後退し、寄り付き後上昇。その後、クリーブランド連銀のメスター総裁が利上げ軌道維持を支持する姿勢を示すと一時ダウ平均は下落に転じた。しかし景気減速に備えたデイフェンシブ銘柄の買いが下支えとなり、プラス圏を回復。一方でハイテクは需要鈍化懸念から売りが続き、ナスダック総合指数は終日軟調に推移、主要株価指数はまちまちで終了した。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円38銭で引けた

3月ADP雇用統計や3月供給管理協会非製造業景況指数が予想を下回ったほか、3月サービス業購買担当者景気指数改定値も予想外に下方修正されたため金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後メスター米クリーブランド連銀総裁がもう少し金利を引き上げる必要があると言及、米連邦準備制度理事会の利上げ軌道が維持される可能性が示唆されたためドルの買戻しが強まった。


ニューヨーク原油先物5月限は弱含み、原油5月限終値は80.61ドル、0.10ドル安

サウジアラビアなど主要産油国が自主減産を発表したことによる買いが一巡した後は動意が乏しい。5日は中国・香港市場が清明節で休場だったほか、7日がグッドフライデーで主要国の金融市場が休場となることから、週明け以降は積極的な売買が見送られている。

米エネルギー情報局の週報では原油や石油製品の在庫が減少したものの、反応は限定的だった。北半球の需要期が視野に入っているが、製油所稼働率は前回の90.3%から89.6%まで低下。原油と石油製品の輸出は日量1116万9000バレルと引き続き堅調だった。石油製品需要は日量2059万9000バレルと、節目の同2000万バレルを上回って推移。ガソリン需要は日量929万5000バレルと、今年の最高水準を更新した。

弱かった米ADP雇用者数や米供給管理協会非製造業景気指数もほとんど手がかりとならず。今週の米求人件数に続き、5月の以降の米利上げ停止を示唆する米経済指標が現れたが、米利上げ停止による景気悪化懸念の後退を織り込むような動きは見られず。


ニューヨーク金先物6月限は伸び悩み、金6月限終値は2035.60ドル、2.60ドル安

3月の全米雇用報告は民間部門雇用者数が14万5000人増加し、市場予想の20万人増を大きく下回った。労働市場の冷え込みの見方が強まり、金の支援要因になったが買われ過ぎの見方から利食い売りが出て上げ一服となった。一方、3月の米供給管理協会非製造業総合指数の低下が下支えになった。